「官邸が法務省を通じて検察に圧力を掛けているということじゃないですか」 
田中龍作ー福島みずほ
法律家の福島みずほ議員は「衝撃的」という言葉を幾度も口にした。=21日、衆院第16控室 撮影:田中龍作氏=


共産党が18日に公開した森友関連文書を当ブログでも紹介しましたが、
この中で「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている」という部分について、
まるで官邸が検察に介入してるみたいだと書きました。
官邸が巻を入れている
辰巳孝太郎議員が入手した国交省の内部文書。官邸が法務省を通じて検察の捜査に介入したことを伺わせる内容となっている。/田中龍作ジャーナル

本当にそうであれば由々しき事であるのに、マスコミ(特にテレビ)は、この文書について全く報道しませんでした。
21日の野党合同ヒアリングで福島みずほ議員が、法務省を厳しく追及しました。

田中龍作ジャーナル 21日 【森友改ざん】 内部文書「官邸が法務省に巻きを入れている」 検察への介入明らかに

 「警察・検察は安倍官邸の支配下にある」。巷間言われていたことだが、法と行政の執行者である官僚が文書として残していた ―

 「調査報告書をいつ出すかは、刑事処分がいつになるかに依存している。官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れているが、刑事処分が5/25 夜という話はなくなりそうで、翌週と思われる」(共産党の辰巳孝太郎議員が入手した国土交通省の内部文書)

 検察庁が財務省の佐川宣寿前国税庁長官らを不起訴とした背景に官邸の関与があったのではないか・・・共産党の辰巳孝太郎議員が18日、参院決算委員会で政府を追及した。

 きょう、国会内であった野党合同ヒアリングで社民党の福島みずほ議員が法務省を激しく質した。

 「日本に三権分立があるのか? 官邸は検察の捜査も全く怖くない。配下に置いている。官邸が法務省を通じて検察に圧力を掛けているということじゃないですか」

 「これはもう日本の三権分立と捜査、検察って一体何なんですか、官邸の配下に落ちているんですか、っていう衝撃的中身ですよ・・・法務省って誰のことですか? 事務次官ですか、誰ですか?」

 「今回の不起訴処分は、官邸が法務省に圧力をかけて、検察が不起訴処分にしたということを裏付ける中味になってるんですよ。これはもう凄いことで、日本に検察って何、政治手続きって何というところを、権力・官邸の意のままに作ることができるんだったら、何を信じて法の支配があるんですか、っていうくらい、もの凄いことなんですよ」。

 「自民党の国会議員とどういう交渉と会合があったんですか?」
      
(以上、福島みずほ議員)

 法務省刑事局の是木誠・参事官は「捜査機関が関与するような具体的な内容につきましては、お答えを差し控えさせて頂いている処であります」とかわした。

 永田町関係者によると菅官房長官、杉田和博官房副長官、今井尚哉首相秘書官といった官邸のハイレベルから法務省の黒川弘務事務次官に「巻き」が入ったものとみられる。

 辰巳孝太郎議員が暴露した文書は、社会を震撼させるに十分な爆弾なのだが、炸裂していない。W杯のバカ騒ぎにかき消されてしまった。マスコミの扱いは、事の重大さと比べると、あまりに小さい。

 この国は近代国家であることを放棄してしまったのだろうか。


アメフト騒ぎが落ち着いたと思ったら、「紀州のドン・ファン」そして「W杯」....マスコミの馬鹿騒ぎにはもう辟易です。
テレビだけじゃなく主要新聞もほとんどコレを記事にしてません。
ネットで確認できるのは、毎日新聞くらいです。朝日新聞が報道してないのがオドロキです。


私、こういう事が起きるのは、北朝鮮のような国だと思ってましたが、
いつのまにか、日本も北朝鮮みたいになってんのかって話ですね。
でもまだ、北朝鮮の方がマシかもね。
だって、堂々と独裁国家やってますから。
日本みたいに、民主主義国家のフリしてませんから。


日本はすでに「ニセ民主主義国家」です。
何も知らない人たちが、毎日毎日、W杯で浮かれ回っている。
そのウラで大切な「国民主権」が奪われているとも知らずに.......


いったい何のSFですか? クラクラするわ。(怒)