もの作りの心まで失ってしまったら、オシマイだと思うのですが。


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有明テニスの森公園=2018年7月18日午後2時15分、東京都江東区有明、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影

朝日新聞 10月27日  五輪会場、業者破綻で工事とまる「途中でほったらかし」
 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場の一つで、東京都が改修している「有明テニスの森公園」(江東区)などの一部工事が、建設会社の経営破綻(はたん)で1日から中断している。小池百合子都知事は26日の定例記者会見で、予定通り来年7月の完成に間に合うよう対応を急ぐ考えを示した。

 経営破綻したのは「エム・テック」(さいたま市)。都の説明では、同公園で17面の屋外コートや照明灯の設置を受注していたほか、「カヌー・スラローム会場」(江戸川区)でも管理棟の建設を請け負っていた。工事はいずれも3割程度しか終わっておらず、小池氏は「途中でほったらかしの状態で、困惑している」と述べた。都は再入札で新たな施工業者を選定することなどを検討する。

 東京商工リサーチによると、同社は1日に東京地裁に民事再生法の適用を申請したが、スポンサーの支援を得られなかった。今後、破産手続きに移行する予定だ。申請時の負債は約253億円だった。

経営破綻? 途中でほったらかし? 
破綻した理由には全く触れられてない。
深掘りすると膿が出そうな案件ではありますね。





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特急列車が脱線した台湾鉄道の新馬駅。車両の撤去作業のためクレーンが運び込まれていた=2018年10月22日午前6時43分、台湾・宜蘭県、西本秀撮影

朝日新聞 1日 台湾脱線事故の車両に設計ミス 製造元の日本企業が発表
 台湾東部の宜蘭県で先月起きた脱線事故で、事故を起こした「プユマ号」をつくった日本車両製造(名古屋市)は1日、車両の安全装置「自動列車防護装置」に設計ミスがあったと発表した。本来は運転士が装置を切ると、その情報が運行を管理する指令員に自動で伝わるはずだったが設計ミスが原因で伝わらないようになっていたという。

 同社によると、事故から2日後の10月23日、運行する台湾鉄道から、安全装置を切った際に自動的に指令に連絡が入る機能についての調査要請があった。調査の結果、同29日に設計担当者のミスで配線の接続が仕様書と一部異なり、この機能が働かなかったことが判明した。

 10月21日に発生した事故は、列車が高速のままカーブに進入して脱線し、200人以上が死傷した。

 運転士は台湾検察の調べに、事故が起きる約30分前に安全装置を自分で切ったことを認めている。車両の動力などにトラブルがあったとしており、無理に運行を続けようとして装置を切った疑いが出ている。

 運転士は指令員の同意を得て装置を切ったとしているが、台湾鉄道は「報告は無かった」として主張が対立している。

 台湾行政院(内閣)の調査チームは無線記録などから、指令員は運転士とのやり取りを通して事故の約3分前には装置が切れていたことを知っていたとみているが、設計ミスがなければより早い段階で事態を把握できた可能性がある。

 台湾当局は、安全装置の運用に加え、なぜ車両にトラブルが発生したにもかかわらず運行を続けたのかなど原因を幅広く調べている。

 日本車両製造は「事故原因は当局が調べているので、事故にかかわる話かどうかは何とも言えない」(同社広報)としている。

損害賠償に問われるかどうかの瀬戸際ですね。 (ノ_-;)ハア


日本のもの作りは、下請けの熟練工やら、建築現場の職人やら、そういった多くの現場の人たちに下支えされて来たのだと思う。
人件費削減に走って、現場の人たちへの敬意を失ったら、もの作り日本終了でしょ。

労働の質を上げるには、賃金を上げないとダメだと思うけど、なぜか逆走し続ける。
日本崩壊へと暴走し続けてるよねぇ。
アベちんは日本をいったいどうしたいのか?