こういう番組
警察24時
 

2013年TBSの警察密着番組で、喧嘩の通報で駆けつけた警察が会社員を制圧死させるという事件が起きた。
TBSはそのシーンを撮影してたにも関わらず、ビデオを警察に提出し報道しなかった。
(詳細は7月15日のエントリで) 
遺族は県を相手に民事訴訟を起こし、検察に映像の証拠提出を求めていた。
この裁判が11日、鹿児島地裁で和解。
しかし映像は証拠採用されぬまま、真実は闇に葬り去られたという。
詳細は週刊金曜日にて。

週刊金曜日 10月30日 TBS「警察24時」映像出さず訴訟は和解 鹿児島県警制圧死事件


結局TBSは、自社で検証番組もやらず逃げ続け、他者メディアも積極的には報道しなかった。
腐ってますねぇ。

事件を次から次へと消耗品のように消費して、結末を報道しない。
結果、1つ1つの事件に関わる被害者や遺族の思いが視聴者に伝わらない。
視聴者も被害者や遺族への共感を得ないまま、退屈しのぎに事件を消費するだけになってしまう。

事件は視聴率稼ぎの消耗品じゃないよねぇ。
ジャーナリズムと言うのなら、関わる人々のリアリティーをちゃんと伝えて欲しい。


これ、酷いよねぇ。
「真相の解明には裁判所に映像を観てもらうしかない」。遺族は県を相手に民事訴訟を起こす。地裁は映像の証拠採用を決めた。が、映像を所管する検察側が抵抗し、高裁、最高裁は「報道の自由を侵す恐れがある」として採用を認めなかった。ただ、遺族が地検で映像を見せてもらった際、こっそり録音していた音源を地裁は証拠採用し、県警の過失を一部認定、和解勧告したのだった。
地裁は映像の証拠採用を決めたのに、高裁、最高裁は採用を認めなかったのですよ。
「報道の自由を犯す恐れ」って、わかりませ〜ん。
映像を公にしないことの方が、報道の自由を犯してるように思えます。

検察は都合の悪い証拠は隠せるのだとしたら、恐ろしい話です。

その後、遺族の告訴を受けた鹿児島地検の検事が映像の存在を遺族に明らかにする。男性が「死ぬ」「助けて」などと叫ぶ、生々しい制圧の様子が映し出されていた。テレビ局の名前は伏せたままだった。県警は、男性の体を膝で圧迫し続けた2人の警察官を業務上過失致死の疑いで書類送検。2人は裁判でそれぞれ罰金30万円の有罪判決を受ける。遺族側は検察に映像の証拠提出を求めていたが、かなわなかった。
本当に過失致死なんだろうか?
映像が証拠採用されてたら、結果は変わったかも知れない。

警察官による制圧死は全国でまま起こっているが、刑事事件として罪が、民事で責任が認められる例は少ない。今回はその両方で県警の過失が認められた。その意味は大きい。

ほとんどは過失が認められず、闇に葬られてると言うことでしょ〜か?


((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル