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出典:朝日新聞


アベちんの成長戦略、3つの目玉は「原発輸出」「武器輸出」「カジノ」って、どんな国やねんと言いたくなりますが、その中の1つ「原発輸出」が頓挫しつつあるようで、喜ばしいことです。


数日前に、東京新聞のこのニュースを見かけて....

東京新聞 4日 トルコ原発輸出、断念へ 三菱重工、巨額建設費で難航
 政府と三菱重工業が、共同で進めてきたトルコへの原発輸出を断念する方向で検討に入ったことが四日わかった。関係筋が明らかにした。建設費が五兆円と当初想定の二倍にのぼる見込みとなり、安価な建設を求めるトルコ側との交渉が難航しているためだ。安倍晋三政権は原発の海外輸出を成長戦略の柱に掲げており、トルコへの輸出計画が頓挫すれば戦略の見直しは避けられなくなる。 (吉田通夫)

  .....中略.....

 トルコへの輸出計画が失敗に終わると、残る主要計画は日立製作所が英国の小さな島アングルシー島で進める建設計画だけになる。この計画も当初のコストを大幅に上回っており、日立は建設するかどうか二〇一九年末までに最終判断することにしている。

悪いこと言わないから日立も早く手を引けばいいのに...と思ってたら、昨日こんなニュースを見かけた。


ダイアモンドオンライン 5日 日立の英原発建設が“座礁”、中西会長「極めて厳しい状況」と認める

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 日立製作所が英国で進めてきた原発建設計画が暗礁に乗り上げていることが4日、分かった。同社の中西宏明会長が本誌インタビューで「(出資者を募集したが応じる企業が少なく)極めて厳しい状況に直面している」との認識を示した。

 計画は日立の子会社、ホライズン・ニュークリア・パワーが行うもので、発電所の建設費などを売電収入で回収する。だが、原発の安全対策のため総事業費が膨らんだ上に、発電した電力の買取価格が低く抑えられそうなことから事業の採算性に疑問符が付いている。

 日立はリスク低減のため、融資や出資による支援を求めて日英の政府・企業と交渉。総事業費3兆円のうち、2兆円を英側が融資する約束を取り付けたが、資本金でまかなう残り1兆円弱の調達が困難を極めている。

 日立はホライズンの増資を行い、自社の持分比率を100%から50%以下にして連結対象外とすること(オフバランス化)を計画実行の条件にしている。出資金が集まらなければ、計画からの撤退が現実味を帯びることになる。

 中西会長はインタビューで「出資が全部整わないと難しい。日本政府と危機感を共有しているが国が出資するスキームは法律上ない。日立がよりコミットすれば別の枠組みも考えられるが、それではオフバランスできない」と話した。

あらまぁ、日立も座礁ですとよ〜、アベちん崖っぷち。どうする?(笑) 


廃炉事業に投資する人はいても、今さら新原発建築に投資する人はいないんじゃないかと.....

だいたい、唯一の被爆国で重篤な原発事故を起こした日本が、原発や武器を輸出しまくるって、倫理まで吹っ飛んだんかよって話よ、コレ!
一刻も早くやめて欲しいわ。