六ヶ所村
六ヶ所村の風景。平均年収が1000万を超えているという噂もあったけど、実際は300万程度なのだという。


ずっと知りたかった。
「核燃料サイクル」という馬鹿げた妄想の奴隷にされてしまった六ヶ所村の、今の実態。
【選挙ウォッチャー】が6月に情報発信してたのに、今まで知らずにいた。

知りたいと思う私が知るまでに6ヶ月もかかった。なんてこったい。(ーー;)


1人でも多くの人に知って欲しい。国が地方を奴隷にするこの実態を。


【選挙ウォッチャー】 六ヶ所村長選2018・分析レポート。
誰にも知られていませんが、実は密かに、日本の原子力政策を大きく左右するかもしれない選挙が、6月24日に行われていました。青森県六ヶ所村長選です。原発のことをよく「トイレなきマンション」と言いますが、もしかすると原発のトイレになってしまうかもしれないのが青森県六ヶ所村です。放射性廃棄物の「中間貯蔵施設」ということになっていますが、「最終処分場」が決まる気配は一向にありません。だから、このままでは実質的な最終処分場になってしまうかもしれない。六ヶ所村の人たちは、まさに今、その岐路に立たされています。
続きはリンク先で読んでください。


脱原発で六ヶ所村長選に立候補した遠藤順子さんに応援メッセージを寄せたのは、日本人ではなくフランスやドイツの国々の人だった....
世界からのメッセージ
世界からは注目されているけれど、日本ではまったくの無関心。悲しいことに、これが日本の現実であり、日本の闇です。僕は今回、読者の皆さんからのご支援によって六ヶ所村に乗り込むことができましたが、それがなかったら、こんなふうに詳しく伝えられることはありませんでした。日本の未来を大きく左右する大切な選挙にもかかわらず、誰も知らない所で孤独な戦いを繰り広げていた可能性があるのです。

国策のためにババを引き受けたのに、日本国中から忘れ去られている六ヶ所村。
メディアもまた原発村の一員なのだということを、つくづく感じる。

この「破綻している」という現実を受け入れられず、地獄行きの穴を掘り続けているのに止められない。

わかっていても止められない。まるでシャブ中のよう。
この六ヶ所村の現状は、まるで今の日本の縮図のよう。



六ヶ所村は、下北半島の付け根あたりにあります。
六ヶ所村 位置
下北半島には、核関連施設が多い。
もしここで事故が起こった場合、住民が退路を絶たれる可能性が高く、とても危険です。


特に六ヶ所村には、核関連施設が集中してます。
六ヶ所村の核関連施設
画像はコチラから


再処理工場というのが、核燃料サイクルのコアとなる予定でした。
各地の原発から出た使用済み核燃料を、ここで再処理して、プルトニウム燃料を作り、
それを、使っても使っても燃料が無くならない夢の原子炉「もんじゅ」で使用する予定でした。

しかし、夢の原子炉は悪夢に終わり、事実上「核燃料サイクル」は破綻しました。
現在は、いくつか再稼働してるプルサーマル原発で、MOX燃料を細々と使用してるだけなのです。

政府は、破綻したことを認めず、六ヶ所村は延々とこの危険な施設と付き合っていくことになります。

再処理工場は、使用済み核燃料を濃縮して、純度の高いプルトニウムを生成する工場なので、ここでもし大事故が起きたら、それはもう大変なことになります。

1980年にフランスのラ・アーグ再処理工場で事故があった。
事故から2ヶ月も経って、毎日新聞が「あわや大惨事」と報じたらしい。
大惨事に至っていたら、地球の半分が死滅するなどと噂されてる。
(かなり大げさな表現とは思いますが....) 
しかし、プルトニウムを生成する時点で事故が起きたら、外部に与える影響は福島第一原発事故の比では無いだろうという想像はつく。


日本の大手メディアは、原発についてのネガティブな情報はほとんど流さない。
民放は、スポンサーである電力会社に忖度している。
NHKは? 新聞は? どうしてあまり報道しないのだろう。 

ここに日本の病巣がある。

大きく報道されない情報を得るのは困難なことだけど、国民一人一人が自覚するしかない。
私たちは危険なロシアンルーレットを強いられている。
明日は我が身だということに、早く気づいて欲しい。
止めるのは私たち以外に無いのです。


日本の重要な選挙のことを、海外の人は知ってるのに、日本人は知らない。
こんな悲しいことは無い。