古市憲寿
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落合陽一
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画像は文春オンラインより



最近、テレビ露出の増えた若手文化人の古市憲寿と落合陽一。
あまりテレビを観ない私でも古市憲寿さんは知ってる。(確か報ステに出てたので)
落合陽一さんは、『news zero』のコメンテーターらしい。(読売は観ないので知らない)

この2人が「文學界」(文藝春秋)2019年1月号の対談で、トンデモ発言を繰り広げた。
「終末期医療、特に最後の1カ月の医療は金の無駄だ、社会保障費削減のためにやめたほうがいい」 というのだ。

とんでもないヤツらである。詳細はリテラで。


リテラ 1日 古市憲寿と落合陽一「高齢者の終末医療をうち切れ」論で曝け出した差別性と無知! 背後に財務省の入れ知恵が
 2018年、注目を集めた男性若手論客といえば、やはり古市憲寿と落合陽一の二人だろう。古市は、テレビのコメンテーターとして発言が注目され続けたことにくわえ、小説も執筆。先日、芥川賞にノミネートされた。一方の落合も1月に出した『日本再興戦略』(幻冬舎)が10万部を超え、10月にリニューアルした『news zero』のコメンテーターを務めるなど、すっかり売れっ子にいなっている。1月1日未明の『朝まで生テレビ』にも揃って出演し、いつもの“上から目線”トークを繰り広げた。

 ところが、その二人がとんでもない発言をして、批判を浴びているのをご存知だろうか。古市と落合は、「文學界」(文藝春秋)2019年1月号で「『平成』が終わり、『魔法元年』が始まる」と題する対談を行ったのだが、このなかで、終末期医療、特に最後の1カ月の医療は金の無駄だ、社会保障費削減のためにやめたほうがいい、と主張したのだ。....以下略....


発言の原文はコチラ↓(該当する部分だけの抜き出しです)

文春オンライン 落合陽一×古市憲寿「平成の次」を語る #2 「テクノロジーは医療問題を解決できるか」
落合 背に腹はかえられないから削ろうという動きは出てますよね。実際に、このままだと社会保障制度が崩壊しかねないから、後期高齢者の医療費を2割負担にしようという政策もある。議員さんや官僚の方々とよく話しているのは、今の後期高齢者にそれを納得させるのは難しくても、これから後期高齢者になる層――今の65歳から74歳の層――にどれだけ納得していただけるかが一つのキーになるんじゃないか、と。今の長期政権であればそれが実現できるんじゃないかと思うんですよね。
安楽死の議論は避けて通れない

古市 財務省の友だちと、社会保障費について細かく検討したことがあるんだけど、別に高齢者の医療費を全部削る必要はないらしい。お金がかかっているのは終末期医療、特に最後の1カ月。だから、高齢者に「10年早く死んでくれ」と言うわけじゃなくて、「最後の1カ月間の延命治療はやめませんか?」と提案すればいい。胃ろうを作ったり、ベッドでただ眠ったり、その1カ月は必要ないんじゃないですか、と。順番を追って説明すれば大したことない話のはずなんだけど、なかなか話が前に進まない。安楽死の話もそう。2010年の朝日新聞による世論調査では、日本人の7割は安楽死に賛成している。それにもかかわらず、政治家や官僚は安楽死の話をしたがらない。

落合 安楽死の話をすると、高齢者の票を失うと思ってるんですかね?

古市 本当はそんなことないと思うんだよね。なぜなら、今の60代や70代は自分の親世代の介護ですごく苦労してるんだよね。そういう65歳の人は、定義上は高齢者ではあるけれど、もしかしたら安楽死には肯定的かもしれない。65歳以上を一緒くたに高齢者と捉えると、見誤ってしまうことが多い。橋田壽賀子さんは92歳で『安楽死で死なせて下さい』という本を出したけど、死にたいと思っている高齢者も多いかもしれない。この超高齢社会で安楽死や延命治療の議論は避けては通れないはず。

落合 終末期医療の延命治療を保険適用外にするとある程度効果が出るかもしれない。たとえば、災害時のトリアージで、黒いタグをつけられると治療してもらえないでしょう。それと同じように、あといくばくかで死んでしまうほど重度の段階になった人も同様に考える、治療をしてもらえない――というのはさすがに問題なので、コスト負担を上げればある程度解決するんじゃないか。延命治療をして欲しい人は自分でお金を払えばいいし、子供世代が延命を望むなら子供世代が払えばいい。今までもこういう議論はされてきましたよね。

古市 自費で払えない人は、もう治療してもらえないっていうことだ。それ、論理的にはわかるんだけど、この国で実現できると思う?

落合 災害時に関してはもうご納得いただいているわけだから、国がそう決めてしまえば実現できそうな気もするけれど。そういったことも視野に入れないといけない程度に今、切羽つまっているのでは。今の政権は長期で強いしやれるとは思うけど。論理的には。................
(該当する部分だけの抜き出しです)

議員や官僚に利用されてるとも知らずに、上から目線でなに言ってんだろうね、この人たち。
気持ち悪い。

日本の高度経済成長は1954年〜1973年。
「今の65歳から74歳の層」というのは、この時代に働いた人でしょう。
戦後の焼け野原からGNP第2位まで、必死に働いて日本を豊かにしてくれた人たちに対して、よくそんな酷いことが言えるもんだ。

だいたいリテラの言うように、いつ死ぬかなんて誰にもわからんのに、どうやって「最後の1ヶ月」を判定するんだよ?
想像力が欠如しすぎだろ。(`ヘ´#) 

きっとあと何十年後かに、この愚かな発言を思い出して、ギャーと叫びたくなるよ。



マスコミはどうしてこんな人たちを重用してんのか?
文春はどうしてこんなトンデモ対談を、そのままタレ流すのか?



日本全体がなんかとても不気味になって行ってないか?