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たくさんの人に読んで欲しい記事。


ハーバービジネスオンライン 9日 「テロリスト」として殺される人々の多くは、実は一般市民。安田純平氏が語る「戦場に行く理由」


例えば、ハリウッド映画なんかにも違和感を感じてた。
ほら、悪役のザコなんかをヒーローが虫けらのように殺しちゃうじゃない。
いや、そんな簡単に殺していいんだろうかと、まぁそれは映画だしよしとしても。
(本当はよくない。あれはプロパガンダだから)
現実でもあるじゃない。「テロリストは警察に射殺されました。」って報道。
そんな簡単に殺していいんだろうかと、それを本当のジャーナリストが語ってくれた。


..... また、安田さんは「シリア政府が『テロリスト』として殺している人々の多くも、一般市民でした。毎日、迫撃砲や空爆で無差別に殺されている人々の多くは子どもたちでした」と、2012年のシリアでの取材の経験を語った。

  人々を記号化して、簡単に殺してしまうことが正当化される「対テロ」戦争。その中で殺されているのは血の通った人間であり、それぞれの生活や人生がある。安田さんが紛争地取材へと向かうのは、そのことを自身で見て伝えるためなのだ。

  筆者もイラク戦争を幾度も現地で取材してきたが、「テロリストを◯名拘束した/殺害した」という米軍の発表をそのまま伝える、日本のメディアの報道のあり方に疑問を持ち続けていた。それは本当にテロリストなのか、それは一般市民ではないかと。だから、安田さんの問題意識には、大いに共感するところがある。

 「非常に凶悪な事件を起こした人物であっても、処罰するためには、本当にその人物が犯人なのか、証拠を集めて裁判で本人側の主張も聞く、ということをしなくてはいけません。しかし、『テロリスト』という記号にあてはめたとたん、殺していいということになってしまう。人ではない、殺されても仕方ない、ということにしてしまうのです」(安田さん).....

これは本当に恐ろしいことですよ。

元『朝日新聞』中東アフリカ総局長で、現在はフリーで活動する川上泰徳さんは、「イスラム国というのは、米国の誤った対テロ戦争が生み出した結果」と喝破する。

  「イラクのイスラム教スンニ派の民衆たちは、米国の『対テロ』の対象として殺され続け、イスラム国という過激で排外主義的な集団とつながらざるを得なかった。イラク戦争によってそうした状況が作られ、シリアへも広がっていった」(川上さん)
「僕の体験で言うと、この数年、沖縄で取材しているのですけども、夜間に米軍が辺野古の近くで実弾や砲撃を使った演習していたり、装甲車が走ったりするのを見て、どこかで見たことあるな、と思ったんですよ。で、ハッと気がついたのが、イラク戦争の時、米軍によるバグダッド占領で見た光景とそっくりだと。

  在沖米軍のオスプレイや大型ヘリが落ちて、現場を米軍が封鎖して日本人が近づけないというのも、見れば見るほど本質的にバグダッド占領と同じなんだと気づきました。沖縄の取材でも、イラクでの取材経験が活きてきたんじゃないかな、と思います」(原田さん)

 さらにTBS「報道特集」キャスターの金平茂紀さんは「『自己責任』というものの背景にあるのは、政府に従わない者を叩く、今の政権を支持する者が声高に主張しているということです」と指摘した。

 「そういう政権が好きで仕方ない人々で、今のメディアが成り立っている、ということもある。もともと自己責任論というのは、新自由主義経済のもと、政府の(人々の生活に対する)責任を軽くする文脈で出てきた言葉なんですね。いま言われている『自己責任論』も、要するに『非国民』叩きです。そのような風潮に(日本の人々や報道関係者が)与する必要はまったくない」(金平さん)

そのような風潮。日本に蔓延するこのおかしな”空気”と”同調圧力”。
「空気読め」と。従わないと叩かれ、排除される。

金平さんは、「報道特集」で新自由主義の特集をやって欲しい。
日本人の半分くらいは、「新自由主義」の意味や言葉すら知らないんじゃないかと思うので。
世界中で格差と貧困を広げた原因が、新自由主義であるということ。
フランスの大規模デモの原因も、新自由主義にあるということ。
「マクロン改革」と「アベ改革」がそっくりであるということ。

どうしてマスコミは伝えないんでしょうか?



知ってるよ。

テロリストは戦争したい人たちが生み出した。
そういう人たちは「テロと戦う」とは言うけど、
「テロを生まないようにしよう」とは決して言わない。


ガンを治す研究は盛んだけど、ガンにならない研究は誰もやらない。
儲けにならないから。


人の命も商品にするのが、新自由主義です!