昨年2月のSmart FLASH[光文社週刊誌]
昭恵広告塔
出典:コチラ



昭恵夫人が、巨額投資詐欺のロゼッタの”広告塔”をしてた事が話題になってから1年。
詳細→ゆるねとにゅーす 2018年2月【詐欺?】昭恵夫人が広告塔を務めていた「Hana倶楽部」(ロゼッタHD)が破産!高配当の”投資話”を持ちかけ、多くの会員を集める!

その後、捜査はどうなったのか? 誰かが逮捕されたという話も聞かない。
ゲンダイに捜査関係者や官邸筋からの話が出ていた。
読むと、まぁ、呆れたもんだわ。


ゲンダイ 19日 昭恵夫人が登場?ある「投資詐欺捜査」が1年経っても進まない事情

抜粋
だがロゼッタには、同社が破綻してから1年あまりが経った今になっても、警察が摘発に踏み切れない事情がある。同関係者はこう打ち明ける。

「(詐欺事件を担当する)警視庁二課は鋭意、捜査を進めている。だが、実はそこに安倍(晋三)首相の妻・昭恵さんという『問題』が立ちはだかっている。官邸を配慮する上層部がいるため、事件化しにくい」

「Hana倶楽部」が会員向けに発行していた季刊雑誌『Brilliant』の2014年夏号に昭恵夫人が登場していたことは、昨年週刊誌で報じられ一時話題になった。

実際に見てみると、「今、世界で輝き続けるブリリアントレディ スペシャルインタビュー~再び、ファーストレディになって想うこと~」と題して、「私は総理大臣の一番近くにいる存在。皆さんの声を直接届けられる、国民の代表だと思っています」「過去には後悔することもたくさんあるし、未来を考えれば不安もある。だから過去や未来にとらわれず、今を幸せに生きるのが一番ではないでしょうか」などと語っていた。

まるでロゼッタの広告塔だ。事実、この記事を見て出資を決めた会員もいたという。

もっとも、この雑誌には、鳩山由紀夫元首相の妻・幸夫人やファッションデザイナーの桂由美氏らも登場している。その意味では、昭恵夫人もそうしたセレブリティの一人に過ぎないが、「やはり、現役の首相夫人である昭恵さんはわけが違う」と同関係者は言う。

語ってるのは警視庁捜査関係者である!
さらに官邸筋という人がこんなことをベラベラ喋っている。
「安倍首相や官邸を気遣う向きは、捜査権を持つゆえに政権からの独立性が確保されているはずの警察においても、いまは非常に強い。警察庁出身の内閣官房の重鎮が、警察庁の現役幹部と連携し、さながら茶坊主のように火消しや情報収集に走り回っている」

いわゆる「忖度」は、幹部人事が内閣人事局に掌握され、政権の意向が色濃く反映される官僚だけでなく、いまや警察にも蔓延しているようだ。この人物は以下のような具体例を列挙した。

・元TBS記者事件: 2016年6月、安倍首相をはじめ菅義偉官房長官らとも親交のあったTBSの元記者が、フリーの女性ジャーナリストに薬物を飲ませた上、レイプしたとして準強姦の容疑で逮捕状を請求された。その執行直前に、かつて菅官房長官の秘書官を務めた警察庁の中村格官房長(当時は警視庁刑事部長)が執行停止命令を下したと週刊新潮が報じ、「政権への忖度ではないか」と物議を醸した。同誌の報道では、元記者が北村滋内閣情報官に相談のメールを入れていたことも報じられている。

・マイナス金利:安倍政権の看板政策であるマイナス金利に関連して、2016年2月に開かれた国家公安員会の席上、「こうした(マイナス金利の)状況になると、利殖名目の詐欺などが起こりかねない」「いまでさえ振り込め詐欺のような金融犯罪が多発し、多くの国民被害が出ている以上、こういった観点からの警戒も必要では」などとの指摘がなされ、犯罪防止のために警察庁として広報することになったが、その直後、「アベノミクスのイメージを棄損しかねない」という理由から中止になった。

・前川事件:「加計学園問題」で安倍首相に不利な発言をした前川喜平元文部科学省次官についての情報を内閣官房が収集して、官邸に報告。2017年5月、菅官房長官はそれをもとに、前川氏が売春などの温床となっていると言われる東京・新宿の『出会い系バー』と呼ばれる飲食店に出入りしていたと記者会見で批判。また、この情報は会見以前に読売新聞にもリークされたとされる。

・東京新聞問題:記者会見で菅官房長官と熾烈な争いを繰り広げている東京新聞の女性記者についての情報収集を2017年6月以降、内閣官房が行い、それを官邸に報告している。

・田畑議員事件:2019年2月、自民党の田畑毅議員が、泥酔して意識を失った女性に対して性行為に及んだとして準強制性交等罪の容疑で告訴されたが、その直後、警察庁の中村格官房長が官邸を訪れ、状況報告などを行ったとされる。

ことほど左様、警察から政権への“忖度”は蔓延しているというのだ。

「こうなると、現場は上から頭を押さえつけられているようなもの。動きが取れないだろう」

官邸筋は、ロゼッタの捜査についてもそう語った。
警視庁の別の捜査関係者という人が、こんなことまで言う。
「実は、ロゼッタと癒着していた警視庁の捜査員が複数いた。内偵の過程で判明し、現在は本庁から所轄署に出されているが、それで問題が解消されたわけではない。いまだ捜査情報が耳に入ることもあり、それが相手方に漏れる危険性がある。

それに加えて、立件すれば、こうした癒着問題が露見し、警視庁が泥をかぶるのは必定だ。捜査が進捗しないのは、そうした不都合があるからだ」

つまり、ロゼッタの捜査が進まないのは「昭恵夫人への忖度」と「捜査員の汚職」
「日本の警察は優秀」ってのは、過去の幻影なんだね。

だいたいロゼッタの投資詐欺騒ぎは、ゆるねとに引用されたFACTAオンラインの記事を見れば、2016年からすでにくすぶってる話なのだ。
けれど、この件を報じるのは週刊誌だけで、大手メディアが報じてるのを私は見た事がない。
(仮に報じてたとしても、大騒ぎではないだろう)
朝日新聞は、ロゼッタと繋がりがあるテキシアホールディングの事件は報じるけど、ロゼッタは報じない。

メディアがもっと大騒ぎしてたら、被害を免れた人もいたかも知れないと思う。



警察もメディアも終わってる。