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鹿児島県垂水市のある集落から立候補を予定する男性への支援を呼びかけるビラ。「校区有志一同」の名で3月に配られた=日吉健吾撮影/朝日新聞


朝日新聞の記事が興味深かったので紹介します。

朝日新聞 3日 「おなごのくせに」女性市議阻む壁 条件は地縁の代弁者

抜粋
 「地縁」は地方での選挙・政治活動の基盤だ。女性市議がいたことがない鹿児島県垂水(たるみず)市も、それは同じ。地縁を形作る集落の代表となり、そこから議会での代弁者となっていくのは男性ばかり女性市議誕生を阻む壁の一つになっている。
 市中心部にある市役所から車で約10分。のどかな田園風景が広がる集落で、普段は祭りや地域の清掃活動、消防団の慰労会といった公民館活動に携わるメンバーが支援に動く。この集落に3月に出回った文書には、男性を「必ずや当選させなければならない」と記されていた。そして、こんな文言も並んでいた。「立派な体格、物おじしない落ち着きのある態度は、代表にふさわしい」

 市内では、小学校区ごとの公民館活動を、集落単位に組織された自治会に当たる142の振興会が支える。女性の振興会長は8人(2018年度)。振興会長経験者の70代の男性は「やっぱり男が先頭に立たないといかん。女では決められるものも決められん」と淡々と言った。「力仕事も多いし、会長は男のほうがいい」とも。体格の良さも、リーダーに求められる資質とされる。

 地域に根付くそうした考えに、市内で子育てをしながら働く30代の女性は「実際に動くのは女性ばかりなのに、地域活動でトップになるのは男性だ」と憤りを隠せない。運動会などの行事の打ち上げでは、ビールや焼酎を飲む男性たちの横で、女性たちが準備や片付けに追われる。「決めることは男性の役割という風土があります」と話す。

 隣の霧島市で男女共同参画の活動に長年携わり、垂水市での講演経験もある最勝寺妙(さいしょうじたえ)さんによると、鹿児島には「おなごのくせに議を言うな」という言い回しがあるという。女性は意見や反論を言うなという意味だ。女性は男性を立てるという文化があり、それを受け入れる女性もまだいる。男性だけでなく、女性側の意識改革も必要だ」

 垂水市の推計人口は2017年、1万5千人を切った。全国の市で9番目、鹿児島県内の市では最も少ない。市議選の当選ラインは500票ほどだ。

 市議経験者は「有権者が1万3千人しかいないので、選挙は地縁、血縁。政策は見ないと語る。別の現職市議は「男性であっても女性であっても、地盤や公的な役職なしに立候補して当選する余地はほとんどない。もし子育て政策を訴える女性が出ても、子育て世帯がほとんどいないから、当選は難しいだろう」と見る。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、市の人口は45年には7千人を下回るとされる。

(ノ∀`*)アチャー

そんな事をやってたら、人口減るしかないですね。
子育て支援しないから、若い人が増えない。
若い人が増えないから、ますます古い価値観が見直されないという負のスパイラル。

「地縁」重視と「男尊女卑」は地方を衰退させると、胸に刻みましょう。


ビールや焼酎を飲む男性たちの横で、女性たちが準備や片付けに追われる。

(´へ`; ウーム  昭和の話と思ってたけど、今でもそうなんですね。

でもそうですね。
政策よりも「地縁」「血縁」を重視する風潮は、まだそこら中にあるし、
「女性は男性を立てるという文化」って、未だ日本中がそんな感じですよねぇ?
主婦も働かないと食べていけないのに、待遇は改善されないしカビの生えた男尊女卑が居座っている。
これじゃぁ、子供を産む気も失せるというもの。

世代交代しても意識改革されない、日本はものすごいガラパゴス社会だ!
少子化が止まらず、滅びゆく国だね。そのうち絶滅危惧種になりそうよ。



ーーーーーーーちょっとしたこぼれ話ーーーーーーーーーーーーーーーー

兵庫県の明石市は、子育て支援に力を入れ人口増加に転じ、メディアにも注目された。

そんな中、市長の「火をつけてこい」の暴言音声がマスコミで報道され、ものすごいバッシングとなった。
でも、実はあの報道なんかオカシイ。
私は当時、神戸新聞が市長の発言の全文を載せてるのを読んだ。
最後のところで市長は、

「市民の安全のため、道路広げて。それが(担当者の)誇りや。しんどい仕事からせえよ。2年ものびるとその間、安全やない。言いたいのはそれや」

と言っていた。
けれど多くのメディアが、その部分をカットして報道した。

その後の神戸新聞の報道によれば、録音データは2種類あったという。
「火をつけてこい」の前後を切り取った短いバージョンと、全てを録音した長いバージョンと。
誰かが、短いバージョンを匿名メールに添付して、マスコミに送りつけた。

いったい誰が2年も前の音声データを、統一地方選挙前のタイミングで送りつけたのか?

市職員たちは軽いノリで音声を録音してたらしい。これ以外にも音声データは存在するという。
そのへんのところがAERA.dotに詳しく出ている。
AERA.dot 2月4日 暴言で辞意表明の明石市長 テレビでは録音がカットされた職員らのヒソヒソ話

まぁ、政治家スキャンダルの陰に悪意ありというのは、常に頭に入れといた方がいいという話。


暴言で辞職に追い込まれた泉房穂市長は、出直し選挙で圧倒多数で再選された。
明石市は、4月の統一地方選挙で再度市長選となる。(4月14日告示)
今のところ対立候補が出てないので、このままだと無投票で再選されることになる。