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悪質ブローカーが企業に送っていたFAX/BUZZAP!

以前に技能実習生が除染作業をさせられていた事が発覚し、大問題になりました。
法務省は技能実習生に除染作業をさせることを認めていません。

その技能実習生の多くが4月より「特定技能」に移行したわけですが、その途端、廃炉作業もオッケーになるって、どんな詐術だよ!?💢

朝日新聞 18日 原発に特定技能外国人 東電、福島廃炉に受け入れ 「新資格なら可能」
 4月から始まった新しい在留資格「特定技能」=キーワード=の外国人労働者について、東京電力が、廃炉作業の続く福島第一原発などの現場作業に受け入れることを決めたことが分かった。3月28日の会議で、元請けなど数十社に周知した。▼3面=懸念も

 東電などによると、ゼネコンなど協力会社数十社を対象とした会議で、特定技能の労働者の原発への受け入れについて説明。「建設」「産業機械製造業」「電気・電子情報関連産業」「自動車整備」「ビルクリーニング」「外食業」が該当すると示した。廃炉作業にあたる「建設」が主になるとしている。

 東電は、再稼働をめざす柏崎刈羽原発(新潟県)でも受け入れる方針。

 東電は会議で、線量計の着用や特別教育が必要となる放射線管理対象区域では「放射線量の正確な理解、班長や同僚からの作業安全指示の理解が可能な日本語能力が必要と考えられる。法令の趣旨にのっとってください」と伝えたという。

 法務省は、第一原発内で東電が発注する事業について「全て廃炉に関するもので、一般的に海外で発生しうるものではない」とし、技能実習生の受け入れは「国際貢献」という趣旨から不可としてきた。東電は、法務省に問い合わせた結果、「新資格は受け入れ可能。日本人が働いている場所は分け隔てなく働いてもらうことができる」(東電広報担当)と判断したという。

 背景には、建設業全体の人手不足がある。一定の被曝(ひばく)線量を超えれば作業が続けられないという原発特有の理由もあるとみられる。

 東電によると第一原発の構内では1日平均で約4千人が働く。現在、ほとんどが放射線管理対象区域だ。昨年4月から今年2月に第一原発で放射線業務に従事した作業者は1万1109人。同期間に763人が10~20ミリシーベルト、888人が5~10ミリシーベルトの被曝をしている。原発労働者の被曝線量の限度は、法令で5年で100ミリシーベルト、かつ年間50ミリシーベルトと定められている。

 日本語能力も懸案の一つだ。特定技能「1号」で求められる水準は「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度」(日本語能力試験N4以上)とされる。東電広報担当は「日本語能力の確認は元請けや雇用企業に求めている」という。

 管理対象区域内での作業について、ゼネコンの1社は「下請け作業員として受け入れる可能性はある。弊社でも日本語能力を直接確認する」と取材に答えた。一方、別のゼネコン広報は「現時点では外国人労働者を就労させない方針」と回答した。第一原発で働くゼネコン社員は「第一原発の作業はルールが複雑。放射線関連の教育が行き届くのかも心配だ。意思の疎通が不十分で事故が起こると怖い」と話す。(青木美希)

  廃炉作業にあたる「建設」が主になる......(; ꒪֊꒪)


「建設」の技能が学べますと騙して、廃炉作業させんのかよ。💢
しかも東電は、日本語能力の確認は元請けに丸投げだよ。💢

原発の雇用形態は、そら恐ろしい。
電力会社から連なる多重下請けで、それぞれでピンハネが発生し労働者にたどり着く頃には、すずめの涙になる。
 詳細→ピンハネ率93%、重層的下請構造で使い捨てられる福島原発労働者、原子炉・使用済み核燃料プールで潜水作業させられる外国人労働者

多重下請け

東電は元請けに業務の指示をして丸投げ。ここから下へ下へと伝言ゲームが続く。
事故が起きても、東電は直接的責任を免れる。
労働者の被ばく線量の管理も、これだけ多重下請けになるとズサンになる。
実際には、放射線管理手帳も貰えない人が沢山いるらしい。
手帳


そんな地獄のような構造に、いよいよ外国人が合法的に投入されるわけですよ。
まるでこのために、大急ぎで法案通したみたいじゃないですか。
外国人を低賃金で廃炉作業にこき使って、5年ではいサヨナラですか。


国を挙げて貧困ビジネスって、どんだけヤクザ国家だよ。
そのうち世界中から袋叩きにされるぞ!💢


マジで恥ずかしいよ、この国。