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支持政党ごとの投票先
しかし、このグラフの出典がわからない。
※追記 毎日新聞の情報だと分かりました。
 →21日 衆院大阪12区補選 自民支持層の2割超、維新候補に投票 出口調査

自民や無党派に比べて立憲やその他野党の支持者は圧倒的に少ないと思われるのに、
それらを同じ幅で示すグラフって、ものすごい印象操作ではある。
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報ステ3月の世論調査より


本日朝日新聞一面トップ

朝日新聞 22日 衆院補選、自民2敗 沖縄3区、野党系 大阪12区、維新
 衆院沖縄3区と大阪12区の補欠選挙が21日、投開票され、沖縄では野党系新顔、大阪では維新新顔が初当選し、自民党新顔がいずれも敗れた。与野党ともに夏の参院選の前哨戦と位置づけたが、政権与党は大きな痛手を受け、大阪で大敗した野党も連携が不発に終わった。

 衆院沖縄3区補選は、野党系で無所属新顔のジャーナリスト屋良朝博氏(56)が、自民新顔で元沖縄北方相の島尻安伊子氏(54)=公明推薦=を破った。屋良氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対の立場で、有権者の「辺野古ノー」との民意が示された。玉城デニー氏が知事選に転じたことに伴う選挙。名護市を含む選挙区で、辺野古への移設の是非が最大の争点だった。

 屋良氏は玉城知事の後継と強調し、共産や社民などの政党や保守系団体などで作る「オール沖縄」勢力が支えた。移設について「埋め立てを中止すべきだ。海兵隊の運用見直しで普天間の運用停止も実現可能だ」と訴え、支持を広げた。

 島尻氏は、普天間の危険性除去を理由に辺野古への移設を容認する立場を明確にしたが、浸透しなかった。

 衆院大阪12区補選は、日本維新の会新顔の藤田文武氏(38)が初当選を決めた。自民の北川知克・元環境副大臣の死去に伴う選挙だったが、知克氏のおいで自民新顔の北川晋平氏(32)=公明推薦=ら3人を破った。

 藤田、北川両氏の他、無所属で立った共産前職の宮本岳志氏(59)=共産、自由推薦=、元総務相で無所属前職の樽床伸二氏(59)が立候補していた。維新は地域政党・大阪維新の会が大勝した大阪府知事・大阪市長のダブル選の勢いを残した格好だ。維新として初めて同選挙区で議席を得た。北川氏は安倍晋三首相ら党幹部も応援に入ったが、支持層を固めきれなかった。樽床氏は閣僚経験を強調したが、及ばなかった。宮本氏は「野党統一」を掲げたが支持は広がらなかった。

 沖縄3区の投票率は43・99%、大阪12区は47・00%だった。

 ■参院選控え、与党に痛手

 2012年の政権復帰以降、国政選挙で強さを見せてきた安倍政権が補選でつまずいた。国政選挙にもかかわらず、安倍晋三首相は沖縄に入らず、大阪入りは投票前日。選挙の顔として不安を残した。

 新元号「令和」への好感から一部には内閣支持率が上昇した世論調査もあったが、首相らへの「忖度(そんたく)」発言で塚田一郎氏が国土交通副大臣を、復興に絡む失言で桜田義孝氏が五輪相を相次いで辞任。首相の任命責任が問われた中での選挙戦だった。大阪は維新のダブル選で圧勝した勢い、沖縄では米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への土砂投入強行に対する厳しい批判の逆風にさらされた。

 大阪12区はもともと自民の議席のため、自民や公明の幹部は「せめて1勝」と口をそろえていたが、両選挙区とも自公協力がうまく機能しなかった。

 選挙期間中に首相側近が10月に予定される消費増税の延期に言及。政権内には夏の参院選に合わせた衆参同日選論がくすぶる。しかし、公明は同日選に強く反対しており、自公の選挙協力がきしむ中で踏み切れるか不透明な状況だ。

 対する野党は「辺野古移設反対」で一致した沖縄3区では連携を成功させた。しかし、大阪12区では共産党現職が辞職して無所属で立候補し、他党が協力する方式が不発。参院選で32ある1人区の候補者調整で共産系候補が立候補するケースは限定的になりそうだ。

投票率
 沖縄3区  43・99%
 大阪12区 47・00%


「政権与党は大きな痛手を受け」というが、行われたのは国政選挙で地方選ではないのだ。
国政では維新は自民ほ補間する「ゆ党」だもんね。
争点と大義が明確な沖縄で負けるのは織り込み済みだったでしょうよ。
自民党にとっては痛手かもしれないけど、安倍政権にとっては「それ程」なんじゃないの。

それよりも
 「大阪で大敗した野党も連携が不発に終わった」
 「宮本氏は「野党統一」を掲げたが支持は広がらなかった。」
 「共産党現職が辞職して無所属で立候補し、他党が協力する方式が
不発
  参院選で32ある1人区の候補者調整で共産系候補が立候補するケースは限定的になりそうだ。」
これがひいき目のない、一般的な見方でしょう。

だから、こんな落選会見に違和感を覚える。
宮本さんに悲壮感がないのは清々しくていいと思うけどね。


個々の国会議員は駆けつけたけど、推薦は共産党以外は自由党からしか得られなかった。
(社民党大阪府連も推薦してたとか? 未確認)
それが現実でしょう。

無党派層の目にはどう映ったのか、そこを考えていかないとダメなんじゃないかな。

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大阪府ホームページより


▽藤田文武(維新・新)当選 6万341票
▽北川晋平(自民・新)   4万7025票
▽樽床伸二(無所属・前)  3万5358票
▽宮本岳志(無所属・前)  1万4027票

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NHK選挙WEB


大阪には大阪の事情があるにしても、庶民のために確かな実績を積み上げて来た人が、
たったこれだけの票しか得られないのが、今の日本の選挙事情。

その原因の大半は、共産党アレルギーと、メディアの野党をネグる報道と
(国会を報道しない、圧倒的に野党の出番が少ない、NHKは野党を貶める報道までする)
日本の選挙を支配してる「地縁」というやつ。