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GDPの1次速報について会見する茂木敏充経済再生相=2019年5月20日午前9時6分、東京都千代田区、長島一浩撮影/朝日新聞


統計の信頼が失われたのに、こんなこと言われても信じらんないって。


朝日新聞 20日 1-3月期GDP、年2.1%増 中国経済の減速が影響
 内閣府が20日発表した今年1~3月期の国内総生産(GDP)の1次速報は、物価の変動を除いた実質(季節調整値)で前期(昨年10~12月期)より0・5%増えた。この状況が1年続いたと仮定した年率換算では2・1%増。プラス成長は2四半期連続だが、輸入が輸出を上回る規模で落ち込み、GDPを押し上げた面が大きい。企業の設備投資が小幅な減少になるなど、中国経済の減速の影響は国内にも広がっている。

 内需を支える項目である設備投資は、前期は四半期ベースで2・5%増だったが、今回は0・3%減。マイナスは、自然災害の影響で落ち込んだ昨年7~9月期を除くと、2016年7~9月期以来。人手不足に対応する自動化などの投資は好調だが、米中貿易摩擦などを背景に様子見の企業もあったとみられる。自然災害から回復した前期からの反動で減った部分もあった。

 GDPの半分以上を占める個人消費は、前期の0・2%増から0・1%減に。冬物衣料の売れ行きが伸び悩んだほか、食料品の値上げの影響で節約志向も強まったとみられる。自動車も振るわなかった。住宅投資は1・1%増だった。

 前期に1・2%増だった輸出2・4%減。スマートフォンに使われる半導体や自動車用部品などの中国向け輸出が減ったことが響いた。

 今回のプラス成長の要因は、大幅な輸入の減少だ。3・0%増だった前期から4・6%減に。2009年1~3月期の16・0%減に次ぐ落ち込み幅となった。設備投資や消費など国内需要が減ると、輸入の減少要因となる。輸出から輸入を差し引いた外需は、GDPを0・4%分押し上げ、今回の伸びの大半を占めた。

 一方、物価の動きを反映した名目GDPは、0・8%増(年率3・3%増)だった。(高橋末菜)

GDPは国内総生産。
これが増加したからって直ちに景気が良くなったとは言えない。
こんな記事もじっくり読めば、見えてくることもある。

設備投資の減少は、経済の縮小を意味する。

個人消費の減少は、景気に直結。
いろんなものが値上げして賃金は頭打ちなのだから、もっと下がってるような気がする。

輸出が3.6減というのはすごい。部品の中国向け輸出が減ったのが原因だと。
これでわかるのは、日本の経済は中国に依存してるということ。
日本製品が海外をリードしてた時代は、完全に終了したのがわかる。
かつて中国が安い部品を提供してたのが、立場が逆転してる。

さらに驚愕なのは、輸出以上に輸入が大幅減少してるってことだ。
なんと7.6減?

輸出入ともに大幅減少したけど、輸入<輸出のせいでそれがGDPを0.4押上...って、
これを「プラス成長」などと呼んでいいのか、大いなる謎だ。

数字上のGDPは上昇しても、経済は縮小してるって話じゃねーのか?



私は経済オンチだから、間違ってる部分もあるかしれんけど、
じっくり読めば、これだけの疑問が湧き上がってくるという話です。


しかしですよ、16日に総務省統計委員会が、全政府統計の6割強で不適切な対応があったと認定したばかりなのに、内閣府は「そんなのカンケーねぇ」と「GDPは増加してる」と言ってるんですよ。
正しいかどうかなんてもうどうでもいいみたい。
なんというディストピア政府。(笑) 

ということはやっぱり、10月の消費税増税、アリなんでしょうかね?
増税保留を宣言してダブル選挙というシナリオは、引っ込めるんでしょうか?


さあ、どうなるのか。