すでに社会問題となっている、入管による外国人の長期収容と非人権的な待遇をご存知でしょうか?
入管長期収容

下記リンクも参考に。






なんとか助けてあげたい。でもどうしていいかわからない。
そんな人のための、誰にでもできる簡単なアクションをカチカジャ!いばらきさんが提案してます。

ここの連続ツイートをコピペします。
アクションのやり方の部分は青文字にしました。

牛久入管に来ています。ハンストを始めて七日目のBさん、体重が6kg減ったと。
今までは面会のたびに笑顔を絶やさなかったBさん、顔がはっきりやつれ、声はかすれていました。
彼よりもっと長くハンストをしている人も大勢います。
とりいそぎ報告。


二人目のCさん(トルコ人)は7/11からハンストを始め、水も口にしなかったそう。一昨日倒れ、今は車椅子。「もうダメです、(出られないなら)死んだ方がマシです」。

同じようにハンストにより自力で動けない人が急増したため車椅子が足りず、他(の病院?)から借りているのだそう。 

 
三人目、バングラデシュ出身のRさんはハンストを始めて一か月ほど。体重は62kgから55kgに。元々胃炎があったのが、逆流性(胃腸炎?)も併発、ピロリ菌も検出されたと。吐き気が止まらずゲップも出る。頭がおかしくなりそう。

「今度仮放免がダメだったら水分摂るのもやめます」


入管はとにかくハンストをやめさせようとアメとムチを使っているようで、「そんなことをしても仮放免は出ない」と脅したり、かと思えば「仮放免を出すからハンストをやめてください」と言っておいて出さない、ということも行われているようです。


今までのハンストは、リーダー的な人がとりまとめ、期限を決めて一斉に始める、というやり方がほとんどでした。しかし今のハンストではそういう話し合いは行われず「やる人はやる、やらない人はやらない」と(Rさん談)。そして「やる人」が増えつつあります。 


今日午前中会った方々はみな明るさを失わなかった人です。それが、あたかも特攻隊員のような悲壮感を以てハンストに望んでいます。


昨日の面会報告の続き。お会いした収容者は計七人。開始した日はそれぞれですが、みな現在ハンストを行っています。多少栄養のある飲み物(コーヒー、ココアなど)を摂っている人、水しか口にしてない人、水も飲んでない(なかった)人。七人中自力で歩けず車椅子を使っていたのが三人。


Iさん(トルコ出身、クルド人)「紙切れ(仮放免証)と人の命とどっちが大事?人の命でしょ。でも私たち、紙切れのために自分の体壊して(ハンストして)る」「中に入れられてお父さんお母さん亡くした人、奥さんと別れた人、たくさんいる。家族は一緒にいるのが当たり前なのに」


昨日「悲壮感」と書きましたが、多くの収容者の顔に現れていたのはもっと暗いものでした。

はっきり書きます。今まで面会活動をしてきて怒り、悲しみ、無力感、様々な感情に見舞われました。しかし昨日感じたのは「恐ろしさ」です。

このままいけば、また人の命が喪われます。確実に。


収容者の口から何度か出た「死」という言葉は決して脅しめいた物言いではなく、ただ目の前に見えるものを口にしただけ、のように思えました。

まるで眠る前に顔の周りを飛んでいる蚊に対して「ああ、うるさいな、、」と呟いているかのような。と言えば少しは恐怖感を共有してもらえるでしょうか。


しかもまずいことに、今牛久の職員は深刻な人手不足のようなのです。収容者によればここ最近7人ほどの職員(若手だけでなくそれなりのベテランも)が辞めたそうです。

収容者の視点なので本当に退職したのか移動したのかわかりませんが、人が減ったのは事実のよう。 


ハンストが続く現在、車椅子をよそから借りなければならないような、自力で動けない収容者が増えつつあります。それは職員の仕事の負担が増えるということでもあります。命の危険が近づいている収容者が増えていく一方で職員が足りない。仮に危篤状態の収容者が出ても対応できないかもしれない。


そもそも充分に職員がいた時期でさえ死者が出ているのです。

脅かすようなことは言いたくありませんが、本当に、本当に危険な状態です。


怒るだけでは、嘆くだけでは、この流れは止まりません。

はっきり言えばただツイートを見たりツイートしたりするだけではダメです。

行動しなければ。

「でも、何ができるの?何をすればいいの?」という人もいると思います。 


昨日面会を終え収容者の方々の話を反芻しながら何ができるか考えました。

そこで思いついたアイデアがあります。



その説明をする前に少々回り道をさせて下さい。

先に職員が辞めたという話をしましたが、収容者の話を聞くと現場の職員も相当ストレスを感じているようです。

「だって面会来て話聞くだけでも大変でしょ?担当たちは毎日いて愚痴や文句を直接ぶつけられるんだもん」(エチオピア出身Yさん) 


合理的な理由もない、誰にも何の利益ももたらさない長期収容の強制という仕事は、まともな神経を持つ者なら、つまり外国人をいじめるのが楽しくて仕方がない人や、仕事のために完全に心を殺せる人でない限り続けられるものではないのです。


収容者からは、職員が愚痴をこぼしていたという話も聞きました。理系の大学や大学院を卒業し、他に就職できるところがなくて職員になった人もいるそうです。そうした職員は「だまされた。こんな仕事だなんて聞いてなかった」と言っていたそうです。 


驚くことに「自分はこのような長期収容に反対だ」という職員もいたとか。

入管職員はしばしば甘言を弄して収容者をだましたり利用したりすることもある(あった)そうなので鵜呑みにはできないかもしれません。しかし彼らもまた人間であり良心を持っていると信じたい。


別の言い方をすれば収容者に近い立場の職員ほど、入管の理不尽さー仮放免は出したくない、ハンストしたから仮放免を出すという前例も作りたくない、しかし死者を出すのはまずいーによって生じるジレンマに苦しんでいる(収容者の苦しみとは比較にならないとはいえ)はずです。 


これは、このツイートをチェックしている入管職員の方に向けて書きます。

理不尽な長期収容などやめたいけど仕事だからやめられない。自分は意見を言える立場にない。でもやめられるなら、やめられる理由・口実があればやめたい。

そうではないですか?


現場の苦労を知らない(もしくは忘れた)、足を運ばないお偉いさんは気楽ですよね。万が一事故が発生しても「事故がないように万全を尽くしてきた、これからも万全を尽くす」としれっと言って会見終了。あなたたちの何倍もの給料をもらっているのに責任も取らない。

ムカつきません? 


やめたいけどやめられない、でもしっかりした理由・口実があるならやめたい。

だとするならば私たち市民でその理由・口実、大義名分を作りましょう。

「市民からの大量の批判・抗議」という理由です。 


回り道が長くなりましたが、ここで #収容ストップワンコインアクション の説明をします。

抗議の呼びかけは色々な社会運動で呼びかけられていますが意外と敷居が高いものです。実際「抗議の呼びかけツイート」をリツイートしたことがあっても自身で抗議した人は案外多くないのではないでしょうか。 


そこで #収容ストップワンコインアクション ではもっと具体的にやり方を提示したいと思います。

まずハガキを五枚買います。値上げが発表されましたが今のところハガキ一枚62円、五枚で310円。

五枚というのは目安です。もっと多くても少なくてもいい。でも最低でも二枚(理由は後述)。 


すべてに宛名を書いて下さい。手書きでも印刷でもかまいません。

〒300-1288 茨城県牛久市久野町1766ー1 
東日本入国管理センター所長殿


一枚はあなたが使ってください。

残りをあなたの身近な人ー友だち、家族などーに渡して下さい。

その際、あなたの言葉で入管の長期収容について相手に伝えて下さい。そして「お願い、ちょっと協力して」と言い添えてください。 


裏に書く言葉は、「長期収容反対」というメッセージが伝われば何でもかまいません。長文である必要も名文である必要もありません(もちろんこれは自分の言葉で伝えたいと思われるならそれを綴ってもかまいません)。

「長期収容やめて」「収容者を解放して」「収容者の人権守って」など。 


重要なのは二つ。ひとつ目は「数」。収容者解放の名目として「これだけの数の批判が寄せられた」というのは小さくない力になります。

必要なのは、力になるのは「数」、数字です。数字はデータとして記録されます。茨城の朝鮮学校補助金問題でも賛成反対の意見は記録・保存されています。 


具体的に入管長官の記者会見をイメージして下さい。

「…治安上の問題などから仮放免の慎重な運用をしてまいりましたが、人道・人権上の配慮から、そして市民から◯万◯千件の抗議が寄せられたことに鑑み、従来の方針を変更することとなりました」

と言わせるのです。 


二つ目の重要な点は「草の根の声を横に広げること」。

あなた一人が声をあげるだけでは、行動するだけでは足りない。どれだけ思いが強くても熱くても、それが一人の中にとどまっているだけでは足りない。

広げましょう。波を作りましょう。戦後から延々と続く入管体制をぶち壊す大波を作りましょう。


お気づきの方もおられるかもしれませんが、これは入管問題にも熱心な山本太郎氏が現在の選挙で言っていることをヒントにしています。というかパクってます(笑)。いいじゃないですか、良いアイデアは真似しましょう、パクりましょう! 
 

ちなみになぜハガキなのかというとそれが一番手軽だからです。他に電話やFAXでの抗議もありますが、電話だと入管の業務に差し障りが生じ、在日外国人に不利益をもたらす可能性があります。FAXも実は面倒だし、使ったことがない人も多いのではないでしょうか。


もちろん電話やFAXの抗議がダメということではありません。ちなみに牛久入管の電話番号・FAX番号はこちら↓。

029-875-1291
029-830-9010(FAX)


延々と書きましたが、現在ほとんどの連絡はメールやライン、メッセンジャーなどで事足りてしまうので、「ハガキを買う」というのも案外ハードルが高いかもしれません。若い人の中にはハガキを買ったことがない、という人も少なくないかもしれません。

ハガキは郵便局だけでなくコンビニでも買えます。


長くなりましたが、もし一連のツイートに賛同して頂けたら、リツイートで、オンラインで拡散、そしてオフラインで、身近な人へ、自分の言葉で拡散して下さい。

合言葉は #収容ストップワンコインアクション です! 


最後に、再び、入管職員の方へ。心ある、あなたへ。

私たちと連帯、しませんか。

今の入管、変えませんか。

あなたの仕事を家族にも堂々と言えるものにしませんか。

おおっぴらにではなく、こっそりと、

連帯、しませんか。

あなたの良心を信じます。 


補足です。#収容ストップワンコインアクション は牛久入管だけでなく、品川・名古屋・大阪・大村入管でももちろん有効です。以下、各入管収容所の住所と電話番号、正式名称を貼りつけていきます。


品川入管(東京出入国在留管理局)

〒108-8255 東京都港区港南5丁目5
−30
03-5796-7111
03-5796-7125(FAX)

名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)
〒455-8601 愛知県名古屋市港区正保町5−18
052-559-2150
052-659-0511(FAX)

大阪入管(大阪出入国在留管理局)
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北一丁目29番53号
06-4703-2100
06-4703-2262(FAX)

大村収容所(大村入国管理センター)
〒856-0817
長崎県大村市古賀島町644-3
0957-52-2121
0957-27-3070(FAX)

1、ハガキを複数枚購入して、全てに宛名を書く。
2、1枚目は自分で投函。
  裏に書くメッセージは、「長期収容やめて」「収容者を解放して」「収容者の人権守って」など。 
3、残りは家族や友人に渡して、事情を話して協力をお願いする。

これなら誰にでもできそうです。グッドアイデア!

「どうして入管はそんなことをしてるのか?」

これは誰でも持つ疑問。
これを機会に、政治に興味を持つキッカケにもなりそうです。


入管問題の根底には、政府の人権無視の姿勢があります。
国策で、外国人を低賃金で使い捨てるようなことは、あってはならないと思います。
いつまでもこんなことを続けていたら、日本は国際社会から相手にされなくなります。
反対のアクションをしましょう!