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産経新聞より 



国が1型糖尿病の患者の障害者年金を停止した問題で、国に対し年金の支給再開を求めた訴訟で、大阪地方裁判所は2019年4月11日、国の処分を違法として取り消す判決を言い渡しました。

にも関わらず僅か2週間後の4月25日に、年金を再開しないことを国は原告らに通知してました。
つまり、原告側が勝訴したのに今だに年金が支払われていないのです。


夕方のニュースで見てビックリ。
私、患者側が勝訴したのは知ってたけど、その後に再開されてないとは全く知りませんでした。
調べてみると、朝日や毎日が報道してるのを発見しました。


毎日新聞 6月7日 1型糖尿病訴訟 全員再提訴へ 障害年金不支給「認められない」


朝日新聞 7月4日 1型糖尿病患者ら、国を再提訴 年金打ち切りは「不当」
 若年で発症することが多い「1型糖尿病」の患者9人に対する障害基礎年金の支給を国が打ち切ったことをめぐり、患者9人が3日、大阪地裁が処分を取り消したのに国が改めて支給停止処分にしたのは不当だとして、再び処分取り消しを求める訴えを起こした。

 9人は大阪府、奈良県、福島県に住む20~50代の男女。訴状によると、9人は未成年の時に1型糖尿病を発症。成人後に障害基礎年金を申請し、「日常生活に著しい制限を受ける」状態である障害等級2級と認定されて年金を受給していたが、国は2016年までに障害等級3級に改善したとして支給を停止した。

 大阪地裁は今年4月、支給停止は重大な不利益処分なのに理由を示しておらず、行政手続法に違反しているとして処分を取り消す判決を言い渡した。だが、厚生労働省は判決確定後の5月10日、再び支給停止処分を9人に通知。原告側は「2級から3級になったことへの説明が今回も不十分。症状は受給時と変わっていない」と訴えている。

 提訴後に会見した原告の滝谷香さん(37)=大阪府岸和田市=は「(再び不支給とした)通知を受けた時は裁判をした意味がなかったと思い、ショックだった。国は困っている人に目を向けてほしい」と語った。厚労省は「訴状が届いていないのでコメントを差し控えたい」としている。(米田優人)

1型糖尿病は不治の病。
症状が何も改善されてないのに、等級が変わるのは意味不明。
国のやり方は鬼畜としか思えない。
たかが9人の支給を取り消したところで、国の財源から見たらスズメの涙くらいだろうに。


原告側の訴えは、一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会のページにあります。

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冒頭部分のスクショ。↑まだ続きがあります。


一部のテレビでも報道されたようなのですが(多分ローカル?)

ネットでもあまり話題になってません。
朝日新聞で記事になった7月4日は、参院選の公示日でした。
みなさんの興味は、そちらに流れてしまったのかも知れません。


しかしこれ、国のやり方、本当に鬼畜のよう。
と言うか、裁判で違法と判決が出たのに、従わないなんてありえません。
こんなことが通用するのなら、もう訴訟の意味がありません。

すなわち、法治国家ではなくて人治国家です。
しかも障害者を助けるのではなくて苦境に陥れるのは、政府とすらもう言えないような気がします。


アベ政権って、いったいなんなのでしょう?