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34年間続けた「清寿司」の閉店を決めた清水秀康さん=2019年9月27日、東京都練馬区、江戸川夏樹撮影/朝日新聞


朝日新聞 30日 常連さんゴメン、もう限界…消費増税複雑で老舗続々閉店
 なじみの酒屋が、ラーメン屋が……。消費増税を翌日に控えた30日、長い歴史に幕を下ろす家族経営の店がある。常連客に支えられてきた小さな店にとって、軽減税率などへの対応も含め、増税のコストはあまりに重かった。

 東京都目黒区で約100年続く酒屋「ますかわや本店」も30日に閉店する。店主の土橋彰さん(66)は4代目。16年前にフランチャイズ傘下に入りながらも、地元の人とのつながりを大切に商売を続けてきた。

 年齢的に「あと2、3年」とは思ってはいた。閉店に踏み切ったのは、軽減税率対応のレジの導入に費用がかかり過ぎるからだ。

 在庫管理などをするパソコンの交換も必要になる。業者の見積もりでは、設備を一新すると、国の補助があっても300万円ほどかかることが判明した。リースにしても、6年間で約450万円かかる。「仕組みが複雑で、2014年の増税時とは全然違う。あと2、3年なのに……」と妻博子さん(60)は声を落とす。

 閉店間際も地域のなじみの家を、1日30軒ほど回り、お酒やお茶を配達した。「今までありがとうございます」とメッセージの添えられた花束も届いた。「常連さんを裏切るような形になってしまって申し訳ない」と話していた彰さんは「たまらないよな。普通は売れ残るけど、完売。愛されていたんだね」としんみりした。

 水戸市のラーメン店「千代美(ちよみ)」もこの日閉店する。2代目の店主会田啓(ひらく)さん(78)と妻弘子さん(73)が切り盛りする創業66年の老舗。父譲りの自家製麺と、昔ながらのしょうゆスープが自慢だった。毎朝8時ごろ仕込みを始め、午後10時の閉店まで店に立ち続けてきた。「どんな一杯をつくれるか、毎日楽しみ」。店が生きがいだった。

 この夏、弘子さんが体調を崩した。「もう無理させたくない」と気持ちは閉店に傾いたが、「せめて年内までは」。そこに、消費増税が押し寄せた。持ち帰り客には軽減税率が適用されるが、対応できるレジには多額の費用がかかる。年金暮らしの常連客を思うと、値上げするのもしのびない。今月下旬に「閉店のお知らせ」を店に張り出した。

 なじみの客が連日、訪れた。高校以来の旧友、和知亜通支(わちあつし)さん(79)もその一人。高校生のころ、ごちそう目当てによく出前を手伝ったという。「もう少しやってほしかったけど、増税には勝てないしね」と惜しむ。離れて暮らす長男(49)と長女(47)も、「最後だから」と店の手伝いに来てくれた。

 「また増税を延期してくれないかと期待もしたけど、仕方がない。覚悟はしていた」。啓さんは30日、最後の調理場に立った。

 「家族経営の小さな店にとっては、あまりにも影響が大きい」。東京都練馬区の「清寿司(きよずし)」の清水秀康さん(64)は29日、34年間続けた店を閉じた。

 開店は80年代のバブル期。身重の妻と2人で始めて大繁盛した。この20年間、景気変動や消費増税があっても、値上げをしなかった。仕入れ値が高くなっても「時価」にはしない。看板メニューの国産松茸(まつたけ)の土瓶蒸しは1千円だった。

 昨年、築地市場が豊洲へ移転。仕入れに時間がかかり、ランチ営業が難しくなるため店をたたもうかと考えたが、常連客のために踏みとどまった。そこに消費増税。「値上げはしたくない。ここらが潮時だなと」。9月は予約で満席が続いた。「やっぱり寂しいよ」(関口佳代子、林幹益、江戸川夏樹)

酷いね。
町からお馴染みの老舗が次々と消えていく。
そんな情景を淡々と記事にして、記事にするだけなのか、朝日新聞は。
消費税増税が法人税減税の穴埋め使われて来たことが明らかになっているのに...
そこを検証もせずに、こんな情緒的な記事で済ませるのが朝日新聞のやり方なのか?💢

この記事に政権批判の言葉は、一言もない。







ちょっと待て、何だコレは!
朝日新聞
新聞は軽減税率対象なのだから、値上げしなくて当たり前じゃあないのか?
何を自慢してるのか。(/ω\)ハズカシーィ  朝日新聞。




国の政策により閉店に追い込まれる人たちに、国は何の保障もしないのだ。
こんなことは、いつ、誰にだって起きる。
常に政治を監視しておかないとダメなのだ。