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AERA.dot 1日 英語民間試験の問題は「公平性」だけではない 「中止を」約7割が支持
「『今さら訴えてもムダ』と言われることもありましたが、あげ続けた声が拾われたことに希望を持てました」


 アエラドットに掲載された「ぼくたちに入試を受けさせてください」(2019年10月25日)の訴えで、話題を呼んだ筑波大学附属駒場高校(筑駒)2年生の男子生徒(17)はそう語る。

 共に、文部科学省前のデモや国会でのヒアリングなどで、当事者となる高校生の声を届けてきた私立高校2年生の健さん(17)は言う。

「民間試験の延期は根本的な解決にはなりませんが、ひとまずほっとしました。僕は教員志望で、民間試験では高校を会場にする話も出ていましたが、先生たちが過労死寸前まで働いているのにそんなことしたら教育自体が破綻してしまうという危機感もあります。引き続き声を上げていきます」

 5カ月後の4月から実施予定だった、大学入学共通テストの英語民間試験が、多くの制度不備が指摘されるなか本日11月1日、延期が発表された。

 現在の高校2年生が受験する2020年度から大学入試は、センター試験から「大学入学共通テスト」へ変わる。目玉のひとつが、英検やGTECなど7種類の民間の検定試験を活用して、従来できなかった「話す・書く」も加えた4技能を測ることだった。

 民間試験は高校3年の4月から12月の間に2回まで受験できる。実施まで半年を切り、11月1日から受験のための共通ID申し込みの開始が予定されていながら、日時と具体的な会場を揃って明らかにしている団体はひとつもなく、懸念する声が高まっていた。

 先月21日には全国約5200の国公私立高が参加する全国高等学校長協会が「英語4技能の民間資格試験は、混乱なく実施できるのか」と題した緊急シンポジウムを開催。試験を実施する全6団体のうち5団体が参加するなか、英検と並んで全国の受験生が集中するとみられていたGTEC(ベネッセコーポレーション)は欠席。「会場は確保できているのか」など関係者の不安がより一層高まっていた。

 延期の引き金になったのは、10月24日に萩生田光一文科大臣のテレビ番組に出演した際の「身の丈」発言だった。....
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中止の引き金となったのは確かに萩生田大臣の「身の丈」発言だが、それ以前から多方面、特に当事者の先生や生徒から「中止」の要望が上がっていた。
(マスコミはあまり(ほとんど?)報道しませんでしたが...)

家庭の経済力や住む場所によって、大変な不公平が生じる。
これは憲法や基本教育法違反で、由々しき事だ。
それ以外にも、上の図のような様々な問題点が指摘されていた。

そういうことを全て分かった上で、萩生田氏は「身の丈」発言で英語の民間試験を強行しようとしたのだ。
それを今になって、「経済的な状況や居住している地域にかかわらず、ひとしく安心して試験を受けられるような配慮などの準備状況が十分ではないため、来年度からの導入を見送り、延期する」などという。
つい前日まで強行しようとしてたくせに、白々しいにも程がある。

そもそもどうして民間試験なのか?
難易度の異なる民間の試験をどうやって公平に測るというのか?

どうして民間導入という話になったのか、そこが明らかにされてない。
文科省はそれに関する文書を開示しないと言ってる。そんな事があって良いのか?💢

そして、ベネッセへの利益誘導が疑われている。
それが本当なら、最初から受験生ファーストではなく、企業ファースト。
そして、これ以上問題が大きくなると支持率に影響するので、官邸からストップがかかった。
そういう話なのだ。

受験生ファーストなんてどこにも存在しない。

アベ政権は常に企業ファーストで、そのためには受験生も犠牲にするということか?
いったい誰のための政府か?

憲法や教育基本法を無視する萩生田氏には文科大臣の資格どころか、国会議員としての資格もない。
議員辞職を望みます。

 冒頭の筑駒生は10月、文科省前のデモでこう訴えた。

本来ならば、教育の現場で行われるべきことを、入試に担わせようとした結果、(大学入学共通テストは)入試としての役割を果たせなくなっているんです。英語の4技能を問い、思考力を問い、表現力も問い、いくつものことを押し込み問おうとしている。こういった営みは、あくまで教員にリソースを割いて教室で行われるべきことです。僕がお願いすることはただひとつです。僕たちに『入試を受けさせてください』」

 この声に国をはじめ大人たちはどう答えるのか。
 英語の民間試験延期をきっかけに、大学入学共通テスト全体の真摯な再検討が不可欠だ。

筑駒生の言う通りだ。
本来は教育の現場でやるべきことだ。
日本は中高合わせて9年間英語を教わるのに、どうして英会話ができないのか?
この点は、自分が学生の頃から変わってない。どうしてなんでしょうか?

入試改悪は直ちにやめて、本当の意味での(憲法の理念に沿った)教育改革をやるべきだろう。





















本文に関係ないけど、こんなのもどうぞ。
「文化の日」を「明治の日」にしようという動きは、随分前からありました。
戦前回帰が大好きなアベ政権のやりそうな事。
これでいいと思いますか? 私は大反対ですよ。


そうです。どうして大臣だけやめて議員を続けているのか?
法律違反なのだから、本来は警察や検察が対処すべき案件なのに。
大臣が公選法違反で大臣辞任で済むなら、大臣でない議員が公選法違反したらどうなるのか?
おかしな話ですよね。💢