また、環境への影響は確認できないと言って終わりなのか💢

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NHK福島 27日 汚染水が集水箱から漏れ出たか
東京電力福島第一原子力発電所で、事故で汚染された排気筒の中に降り、1リットルあたり2000万ベクレル以上という高い濃度の放射性物質を含んだ雨水が、地中に漏れ出たと見られることが分かりました。
東京電力は、環境への影響は確認できていないとしています

福島第一原発にある高さ120メートルの排気筒は、事故の際、放射性物質を含む気体が放出された影響で、内部が激しく汚染されていて、周囲の地下には、排気筒の中に降った雨水が漏れ出てきた際にためておく、深さ1メートルのコンクリート製の集水箱が設置されています。
たまった雨水は、放射性物質のセシウム137が、1リットルあたりおよそ2000万ベクレル含まれるなど、高濃度の汚染水になっています。
集水箱は、水位が40センチを超えると排水ポンプが自動で起動し、専用のタンクに送る仕組みになっていますが、東京電力によりますと、ポンプが起動していない時にも、水位が下がっていたことがわかったということです。
水位の低下は、台風19号が接近していた先月11日以降、27日までに8回起きていて、東京電力は、コンクリート製の集水箱に穴が空いている可能性があり、高濃度の汚染水が地中に漏れ出たと見られるとしています。
東京電力は、周辺の地下水の放射性物質の濃度には変化が見られず、環境への影響は確認できていないとしていますが、今後、汚染水が漏れ出るのを防ぐ対策を検討するとしています。
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先月から8回も起きていて黙ってたのか。
集水箱に穴が空いてるって、あってはならんことでしょ!

何かあるたびに、「環境への影響は確認できない」と言って終わり。
「環境への影響はない」とは違うんですよ。
「確認できない」なら、悪影響があっても言い逃れできるんですよ、確認できなかったけどあったって。💢

高濃度の汚染水が流出したのに、環境への影響がないわけないやろ! 馬鹿者💢



で、その廃棄の1つ、老朽化で倒壊の危機が迫っているヤツの解体作業をしているわけだが、とても難航している。


東京新聞 28日 福島第一の排気筒切断装置 刃が挟まり作業中断
 東京電力福島第一原発で進む1、2号機建屋脇の排気筒(高さ百十メートル強)の解体で二十七日、四ブロック目の輪切り作業中、切断装置の回転のこぎりの刃が筒本体の切れ目に挟まり、外れなくなった。二十九日午前四時前には装置の燃料が切れる見込みで、別のクレーンで作業員が装置に上がって、燃料を補給する可能性が高まっている。

 東電によると、二十七日昼ごろ、筒本体を内側から切断する四台の回転のこぎりのうち、一台の刃が切れ込みから外れなくなった。

 切断装置はクレーンでつり上げて筒上部に設置しており、筒の輪切りは既に八割ほどまで進んでいる。

 八月に始まった解体作業では筒自体の重みで刃が回りにくくなる現象が何度も起き、ミシン目に切る方法に変更。しかし、トラブルは回避できなかった。クレーンのつる力を変えたりして刃を抜こうとしているが、うまくいっていない。強風も作業のハードルとなっている。

 八月末にも装置の燃料切れがあり、別のクレーンで作業員三人が乗った鉄製のかごをつり上げ、装置上に移って燃料補給した。

 刃が抜けない状況が続けば、燃料補給時と同じように作業員が切断装置に乗り移り、人力で筒本体を切ることも想定されている。いずれにしても、作業員が被ばくするリスクにさらされる。 (山川剛史)
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原発事故時ベントに使われた排気筒は汚染度が高く人が近づけないので、遠隔操作で動かす切断器を筒に取り付け、上から輪切りにしていく方法が取られている。
刃がどうしても抜けなければ、人力でなんとかしなければならなくなる。

  作業員が被ばくするリスクにさらされる。

福島第一原発は、全くアンダーコントロールじゃない。
溶けた燃料の全貌は未だわからず、取り出す目処も立たない。
取り出したところで、それをどこで保管するかも決まってない。
廃炉なんていつになるかわからない。
そうしてる間にも施設はどんどん老朽化していく。

原発事故はいまだ終わってない。
作業員は常に被ばくのリスクにさらされている。

なのに、どうしてなのか。
大手メディアはどうして終わったフリをしているのか?

廃棄筒解体の詳報を告げるのは、東京新聞ぐらいなのだ。💢