戦争は、戦争を知らない私たちの想像を遥かに超える。

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戦争は人の狂気を引き出して増幅する。
戦争が終わり悪夢から覚めると今度は、罪の意識に苛まれるのだ。

日本政府は戦後に公文書を焼却した。
記録を消しても記憶は消えない。戦争体験者は語り、懺悔する。
2度と繰り返さないためにはどうすればいいのか、それを私たちに語り続ける。


FNNプライム 29日 アメリカ兵捕虜への人体実験や残虐な山狩りも。第二次大戦で消された記録<後編>
第二次世界大戦が終わって、70年あまり。広島と長崎に投下された原爆。東京や福岡での大規模な空襲。そして、敗戦後の大陸からの引き揚げ――。それぞれの日本人が異なる場所で体験した「忘れ得ぬ記憶」は、戦争体験者の心の奥底に今もこびりつき、いびつなわだちとなって固まっている。

アメリカ兵捕虜の生体解剖に関わった医師、極秘の堕胎施設で働いていた看護師、中国大陸で使用する毒ガスを砲弾に詰めていた男性、アメリカまで飛ばす風船爆弾を作っていた女生徒……。彼、彼女たちは、確かな罪の手触りを感じながら人生を歩んできた。

その証言にある“消えない真実”から見えてくるのは、日本における「被害の歴史」、そして「加害の歴史」だ。

後編では、福島県にあった風船爆弾の工場、大分県に墜落したB29のアメリカ兵捕虜をめぐる“消された記録”を追う。.......

続きはリンク先でどうぞ。

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「当時は、みんなが洗脳されていたと思うんです。そうして国民が何も考えなくなることが、一番危ない」

「国民が賢くならなければいけないと思う」

「歴史から学んで、騙されたり、ごまかされたりすることのないように、自分自身で考え、自分自身で判断する力をつけないと。昨今の文書の改ざん問題も含め、国のごまかしをすんなりと受け入れるような国民であってはならないと思いますね」

日本人は戦争を総括できないまま来てしまった。
公文書が改竄、隠蔽、破棄される今こそ、戦争体験者の言葉に耳を傾け考えるべきでは?
戦争へと続く道を止めるのも進むのも、私たち次第なのだから。









..................<前編>も読んでほしい............................................

FNNプライム 28日 ウサギの島の毒ガス工場、引き揚げ女性の極秘堕胎施設……。第二次大戦で消された記録<前編>

「ウサギの島」として人気の大久野島は、「毒ガスの島」でもある。戦時中、地図から消された島だ。
もう1つの堕胎施設で働いた看護婦の話も壮絶である。