WHOのパンデミック認定は、スペイン風邪などと比較すると勇足ではないかと感じてたが、WHOが慎重姿勢を転換したのには2つの理由があった。

その2つ目の理由というのが、これまた....


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朝日新聞 12日 WHOの「パンデミック」認定、慎重姿勢を転換した理由
 新型コロナウイルスをめぐり、WHOはパンデミックという表現を使うことに慎重だった。テドロス事務局長は常々「今、必要なのは恐怖でなく、連帯だ」と訴えており、パンデミックと呼ぶことで必要以上の恐れやパニックを招きたくないとの思いをにじませてきた。

 今回、姿勢を転換したのには二つの理由がある。

 一つは、認めざるをえない感染の急速な広がりだ。中国で新たな感染が下火になり、封じ込めに自信を持ち始めたころ、イタリア、イランなどが他国への感染拡大の起点になり、移動の自由が大きい欧州では感染者が出た国が一気に増えた。感染者がいない国も臨戦態勢をとる状態になり、外部の専門家からは既にパンデミック状態だとの指摘も出ていた。

 パンデミックと認めない姿勢を続ければ、危険な現状に目を背けていると受けとられ、国際機関として信用を失いかねなかった。

 もう一つは、各国の対策強化のきっかけにしたいという意図だ。中国、韓国が隔離を徹底して新たな感染者を減らし、WHOはパンデミックでも「制御が可能」と強調する。11日の記者会見で、WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏は各国を叱咤(しった)激励した。

 「感染していそうな少数の人しか検査をしないのであれば、前に進めない」「検査の条件を症状がある人や一定の年齢以上に限り、いまだに中国への渡航歴に結びつけている国がある」「感染拡大と闘う早い段階で、感染者に接触した人の特定をあきらめようとした国もあった」「いくつかの国は市民とうまく意思疎通ができていない」

 国名の名指しは避けたものの、情報提供や対策の実行を加盟国の保健当局に大きくゆだねているWHOが、こうした批判を発信するのは極めて異例だ。ライアン氏は「100%やった国はない。WHOもそうだ」と述べ、さらなる対策強化を呼びかけた。(ジュネーブ=吉武祐)....

 「感染していそうな少数の人しか検査をしないのであれば、前に進めない」
 「検査の条件を症状がある人や一定の年齢以上に限り、いまだに中国への渡航歴に結びつけている国がある」



いわば、まさに、これは。まさに、我が国の事ではないでしょうか、国民のみなさん!
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朝日新聞たら、ここまで書きながら「国名の名指しは避けたものの」と逃亡。
日本の検査数の少なさに言及しない。何というチキン!
しかも、
 政府は国内ではまだ流行期に入っておらず、何とか持ちこたえているという認識だ。政府が2月25日に示した基本方針では、患者の増加の速度を遅らせ、流行規模を抑えることに力点を置く。小規模な患者集団クラスターからの感染拡大を防ぐため、スポーツ・文化イベントの自粛や学校の臨時休校を要請。国会では現在、首相が緊急事態を宣言できる、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案を審議中だ。
なにこの政府広報。

「患者の増加の速度を遅らせ」てるんじゃなくて、
検査を少なくして「患者の発見を遅らせてる」としか思えないんですけど。💢
「国内ではまだ流行期に入っておらず」って、ノーデータでそんなこと言われてもね。
特措法の改正についても、ノー批判ですかぁ? (;´д`)

さらにこれ、
「流行を遅らせることで重症者をきちんとケアできて死者を減らせ、ダメージを最小限にできる。退院した人や症状がないままウイルスが排除された人の方がはるかに多い。正しく恐れることが大切だ」
満員電車を止めないで流行を遅らせることができると思えないんですけど。
確かに重症化率は小さいかも知れないけど、検査の出し渋りで体力のない人が犠牲になる可能性はどうなのよ?💢

政府もメディアも酷すぎる。




厚労省の公開データ https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000608169.pdf
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人口密集地帯の東京が、和歌山より検査数が少ないってどうよ?


検査せずに感染者を放置して、国民にイベントやるな、休校しろ、でも満員電車はオッケーってのが日本だろ。