フジテレビの上席解説委員平井文夫や国会議員(長島昭久細野豪志)が、学術会議について流したデマについて。
忘れないように記録しておくべきだろう。

上席解説委員と国会議員だ。知らなかったなどという言い訳は通用しない。
わざとやったとしか思えない。彼らの罪は重い。 

朝日新聞の記事を引用させてもらう。 

朝日新聞 9日 増幅する「学者への反発」 フジ解説委員や議員ら誤情報 
 日本学術会議が推薦した会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、会員OBが終身年金を受け取れるかのような誤った情報がテレビやネットで流れた。発信したのはテレビ局の解説委員や国会議員。相次いで謝罪や訂正に追い込まれている。

 「この(学術会議の)人たち、6年ここで働いたら、そのあと(日本)学士院ってところに行って、年間250万円年金もらえるんですよ、死ぬまで。皆さんの税金から、だいたい。そういうルールになってる」

 5日昼に放送されたフジテレビの情報番組「バイキングMORE」。学術会議の制度上の位置づけについて、同局の平井文夫上席解説委員がそう話すと、MCの坂上忍さんら出演者からは「えーっ」という声があがった。他の出演者が口を開けて驚く表情も画面に映された。

 だが、学術会議の会員がすべて日本学士院の会員になれるというのは誤りだ。文部科学省によると、学士院会員130人のうち、学術会議出身者は三十数人にとどまる。学士院の担当者は「会員は厳正に選考されており、学術会議出身かどうかは無関係。出身でない会員もいる」と話す。

 そもそも学士院の会員は終身制のため、会員が死亡しないと補充されない。しかも院内の分科会と部会でいずれも3分の2以上の同意が必要な「狭き門」だ。ノーベル賞受賞者や、野口英世、新渡戸稲造が名を連ね、いわば「学者の殿堂」でもある。

 ネット上では平井氏の発言の間違いを指摘する声が相次いだ。「バイキング」のツイッターアカウントにも「番組内で訂正すべきでは」などとコメントが殺到した。

 翌日、同局の朝の情報番組「とくダネ!」に出演した平井氏は前日の発言について、「『学術会議の会員全員が学士院会員になれる』との誤解を一部に与えてしまった」として、「事実を確認させてください。学術会議の会員は学士院の会員に推薦されますが、ならない人もいますし、学術会議以外の人も学士院会員になることができます」などと釈明した。

 同日の「バイキング」でも、前日の平井氏の発言についてアナウンサーが「誤った印象を与えるものになりました」「学術会議の会員は学士院に推薦される人もいますが、全員が学士院の会員になるわけではありません。また学術会議以外の方が学士院の会員になることもあります。この点補足して訂正いたします。大変失礼いたしました」と陳謝した。

 同局幹部は「放送で補足と訂正はした。それ以上はできない。(平井氏の発言の誤りは)社として重く受け止めたということ」と説明。同局企業広報室は取材に対し「今後、チェック体制を強化し再発防止に努めてまいります」としている。

 だが、平井氏の発言を紹介する投稿は5千回以上リツイートされ、「(学術会議の会員は)優遇されすぎじゃないか」といった反応が起きている。

 NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」理事長の瀬川至朗・早稲田大教授は、誤った情報の流布は「人々の学術会議についての認識を惑わせ、この問題に対する適切な判断ができなくなってしまう」と懸念。フジテレビは放送でのみ訂正、謝罪するのではなく、誤情報が拡散したネット上にも訂正が伝わるよう、SNSやホームページなどに投稿する必要があると指摘する。「SNSで情報の真偽を問わず拡散される時代だ。メディアがチェック機能を発揮しなければならない」(大野択生、宮田裕介)


長島昭久氏、細野豪志氏も

 学術会議に関する同様の誤った情報は国会議員も発信していた。

 自民党の長島昭久衆院議員は番組2日前の3日、「(日本学術会議の)OBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出」「その3分の2を財源に終身年金が給付されている」とツイッターに投稿。のちに「学術会議と学士院を混同させ、学士院会員の終身年金にまで言及し、批判の矛先を逸らす結果を招いたことを反省し改めてお詫びします」と謝罪の投稿をした。

 細野豪志衆院議員はこの投稿を引用して「日本学術会議OBの年金のことは知らなかった。国会議員年金はかなり前に廃止されたが、『学者の国会』の年金は残っていたのか」とツイートした。後に削除し、「日本学術会議OBと日本学士院の会員は構成が異なるため、先ほどのツイートは削除致します。確認せずに発信致しましたこと、お詫(わ)び致します」と謝罪した。

 長島氏に取材をすると、「学術会議OBの一部が学士院会員になったのは事実だが、私の投稿はOB全員が学士院会員になり年金をもらえるとミスリードする内容を含んでおり、おわびの投稿をした。政治家としてはもっと慎重に表現すべきだった」と話した。細野氏にも誤った理由などを問い合わせたが、回答はなかった。

 学術会議をめぐる誤情報の拡散は他にもあった。

 菅首相が任命を拒んだ6人の学者について、論文データベースで調べた被引用数などを元にした数値が「極めて低い」とする情報がネットで流通した。

 情報を発信したのはある理科系の大学教授。ツイッターで5日に「国際的にはとても学者とは言えない数値。総理はこれを調べてこれらの人をはじいたのでは?」「思想以前に学者としてのレベルが低い」などと投稿した。投稿の一部は約6千回リツイートされ、約8千の「いいね」がついた。7日に配信されたネット番組では経済評論家が教授の実名を挙げて情報を紹介し、6人の学者を酷評した。

 だが、この数値は学問分野によって異なる傾向があり、文系は理系よりも低くなる傾向がある。「日本語の論文が多い文系では数値は低くなる」という趣旨の指摘がネットでは複数寄せられた。大学教授は指摘を受けて8日に投稿を削除。朝日新聞の取材に「文系の学者を評価する指標として、ここまで不適切だとは思っていなかった。軽率な投稿だったと反省している」と話した。

 誤った情報の拡散について、大阪大の辻大介准教授(コミュニケーション論)は「人は信じたいものを信じる傾向がある。同じ考えの仲間の中で特定の意見がこだまのように増幅され、信じ込みやすくなる。今回の件は『学者への反発』という感情をあおる要素があり、こうした傾向に乗って広がっていったのではないか」と話す。(赤田康和、杉浦幹治)


専門家「偽ニュースの方が早く広く伝わる」
 
 誤情報の拡散について、辻准教授との詳しいやり取りは次の通り。

 ――誤った情報という指摘があります。どんな影響があるのでしょうか。

 「米マサチューセッツ工科大のチームによる偽ニュースの研究が米サイエンス誌に掲載されています。ツイッターを調べたところ、偽ニュースの方が正しい情報より早く広く伝わっていました。偽ニュースには感情をあおる要素が含まれることが多いためと考えられますが、今回のフジテレビの件は『学者への反発』という、まさに感情をあおる要素があるため、このルートに乗って広がっていくのではないかと思っています」

 ――フジテレビは誤りを認めて謝罪しましたが、収束しないのでしょうか。

 「疑問です。一度流れた情報を信じた場合、その情報を否定されたとしてもかたくなになるだけ、ということはしばしばあります。例えば、あるボーイスカウトのグループに『屋外だけの活動ではよくない』という話を聞いてもらったところ、より一層屋外の活動が多くなった、という研究があります。古くからある説得効果の研究で『ブーメラン効果』、あるいは最近のネット研究では『バックファイア効果』と呼ばれる現象ですが、『平井解説委員の発言の誤りは一部だけで、他は正しい』というような反応があり得ると思います」

 ――自民党の衆院議員などが「よくぞ番組で言ってくださいました!」などとツイートしています。

 「人は『見たいものを見る』『信じたいものを信じる』傾向があります。あらかじめ自分が持っている考えに合った情報に触れたいのです。ネットへの触れ方への調査でも、それほど強い傾向ではないものの、確認されています。そして、同じ考えの仲間の中では、特定の意見がこだまのように増幅される『エコーチェンバー』が起きます。『みんなが言ってるから』と信じ込みやすくなるのです」

 ――誤りであることを報じても説得は難しいのでしょうか。

 「ソーシャルメディアで好まれるものかどうかは『その話題で盛り上がれるか』『ネタになるか』が重要です。それに比べれば、その話が真実か偽物かは大切ではありません。学者への反発がこれだけ強いと、これからどんな経緯をたどるかは予断を許しません」 
何が罪深いかって、影響力のあるマスメディアや公人が確信犯的にデマを流すこと。
大声で発信された嘘は沢山の人に伝わり、小声での訂正など耳に入らない。
嘘だろうがデマだろうが大声で言ったものの勝ちとなってしまう。
これがプロパガンダ。
権力者の思うがままに民衆がコントロールされるようになってしまう。
本当のことが何か、皆目わからなくなる。

権力を見張る側の報道機関がそれをやったのだ。
こんな罪深いことはない。

しかし、世界中でありふれた事でもある。
多くの人にその認識がないのが本当に問題。

ファシズム、独裁、人治国家の兆候は...
 ✅マスメディアのコントロール
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いくつ当てはまる?
政治のことを知らないとジャッジできませんね。
マスメディアのコントロールにチェックが入ってるとしたら、どうやって知る?





-------------関連ツイート





ネットはデマも多いけど、本当のことをいう人も多い。
一方通行のマスメディアよりも可能性がある。
しかし、「みんなが言ってるから」で信じちゃう人は要注意。
特定の意見がこだまのように増幅される『エコーチェンバー』現象は、何もネトウヨだけじゃない。
リベラル左派にもしばしば見られる現象。
常に真偽を見極める気持ちを忘れないことですね。
例え信頼する人物の発言でも鵜呑みにしない。
最後は自分の判断力しかないのだ。