28日の集中審議は無駄ではなかった。沢山の新事実が飛び出した。これもその1つ。
凄いね。共産党の調査能力は侮れない。さすが一番の長期政党だけの事はある。

小池議員
密談記録を明らかにした共産党の小池晃参院議員(参議院インターネット審議中継より)/リテラ


共産党が、昨年9月7日の
財務省の太田充理財局長と国交省の蝦名邦晴航空局長との「意見交換概要」 なるものを入手した。
それによれば、会計検査報告の発表を前にして、太田理財局長と
蝦名航空局長が何やら密談してたと言うのだ
リテラに詳細がある。http://lite-ra.com/2018/05/post-4037.html
ここから会話部分のみ拾ってみました。 

航空局「総額を報告書から落とすこと。瑕疵担保免責の考え方を認めさせて、リスクを遮断するために、見える範囲で最大限合理的な範囲で見積もったと主張できるようにしておくことが重要」

理財局「総額を消すことが重要だが、それが難しい場合には、失点を最小限にすることも考えなくてはいけない。少なくともトン数は消せないのではないか。金額よりもトン数のほうがマシ」

官邸や与党の対応をどうするかという航空局長の問いに対し

理財局「両局長が官邸をまわっている姿をマスコミに見られるのはよくない。まずは寺岡を通じて、官房長官への対応をするのが基本だ」

ようするに官邸、菅官房長官ぐるみで、会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすか、文書隠蔽の相談を図っていたのだ。

「今後、決裁文書等についてどこまで提出してゆくべきか」

理財局「ないものは出せないが、これまでもある程度出してきており、個人的には出せるものはできるだけ出したほうがいいと思う。出てしまうと、案外追及されなくなるという面もある。ただし、政権との関係で、デメリットも考えながら対応する必要はある」

さらに、この9月7日時点で、太田理財局長が報告書の内容を知っていたと思われる記述があると言う。
それに対し太田理財局長は、

「通告がなくて答えられない」「記憶を呼び戻せと言われても答えようがない」 

報告書の内容を知らなければ知らないと言えるわけで、記憶を呼びもどす必要もないぞ、おい!
もう、太田理財局長、詰んでるでしょ。

もう1つリテラも指摘してるし、多くの人がそう考えたと思うけど、
検査が要請されたのが、昨年3月6日、報告が出たのが11月22日。8ヶ月もかかってる。
まるで、10月22日の総選挙が過ぎるのを待ってから報告されたみたいなのだ。


会計検査院は「最後の砦」と言われてる。
会計検査院のページにもこう書かれている。

会計検査院は、国会及び裁判所に属さず、内閣からも独立した憲法上の機関として、国や法律で定められた機関の会計を検査し、会計経理が正しく行われるように監督する職責を果たしています。

そんな会計検査院の報告が、官邸のお手盛りだった可能性が出てきた。
これは本当に由々しき事です。
行政府の暴走をチェックできる所は、もうどこにも存在しない。
 
つまりアベ政権のやりたい放題ってことですよ。民主主義は完全崩壊です! 

それなのにテレビはアメフトのタックルばっかり繰返し報道する。
この国は、本当に狂ってる。



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