ちょっとコレ、読んでみて。
なんかものすごく納得してしまった。
アベ政権の守りたいのは「ずさん」で「不透明」な状態。
だから日本はこんなにグズグズになっちゃってるんだ。


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小熊英二さん=飯塚悟撮影/朝日新聞


朝日新聞 29日 (論壇時評)外国人との共存 ずさんで不透明な壁が阻む 歴史社会学者・小熊英二
 この国は、何を守りたいのだろう。

 東京オリンピックを控え、建設や農業の人手不足を背景に、外国人の新在留資格を設ける入管法改正が審議中だ。菅義偉官房長官は「外国人が働く国を選ぶ時代になったと認識している。外国人が働いてみたい、住んでみたいと思える国を目指す」と述べた〈1〉。

 しかし、日本の最低賃金で稼げるのは月額約千ドル。台北やソウルとあまり変わらない。2017年のスイスの国際経営開発研究所調査では、外国人材から見た魅力度ランキングで日本は63カ国中51位。15年の移民統合政策指数(MIPEX)では、日本は38カ国中の総合27位、差別禁止規定では37位だ〈2〉。

 もちろん、差別のない社会はない。就労などの要件が、日本より厳しい国もある。だが日本の外国人政策には、系統的差別と呼ぶにも値しないような「ずさんさ」と「不透明さ」が目につく。

…..中略….

 日本の永住権や国籍を取得するには、一定の継続居住や経済力などに加えて、「素行が善良であること」という要件がある。法務省のサイトは「犯罪歴の有無や態様、納税状況や社会への迷惑の有無等を総合的に考慮」するとしか書いていない〈5〉。「社会への迷惑の有無等」が何なのかは、全く判(わか)らないのだ。

 実はこの不透明さは、意図的に作られたものだった。1899年、国籍法を起草した法学者の穂積陳重(ほづみのぶしげ)は議会でこう述べた。帰化条件に「素行」(当時の条項では「品行」)を入れたのは、「我国(わがくに)の不利益なるものの帰化して国籍を取得致しますることを防御する」ためだ。一定の「条件を具備して居(お)りまする者」は許可すると書くと、政府が自由に拒否できなくなる。だから「品行」という「量り定めることが出来ない」要件を入れ、グレーゾーンを作ったのだという〈6〉。

….中略….

 最初の問いに戻る。この国は、何を守りたいのか。「単一民族国家」を守りたがっているとは思えない。なぜなら「日本人」の記者や生活困窮者も、「自己責任」と切り捨てられているからだ。

 むしろ守りたがっているのは、「ずさん」で「不透明」な状態そのものかもしれない。ルールが不明確で、密室で決定でき、不服申し立てを許さず、責任が問われない。この状態は、上に立つ者にとっては、面倒が少ないだろう。

….以下略….

つまりわざと「ずさん」で「不透明」にしておけば、為政者の好きにできるって事ですよね。
分かります、分かります。アベ政権はソレのオンパレード。
何もかもが「ずさん」で「不透明」。何もかもをわざと「曖昧」にしておく。
考え方によっては、どちらにでも解釈できるようにしておく。

すっごい腑に落ちた。
今回の入管法改正案なんか、「ずさん」「不透明」の真骨頂ですよね。

そしてコレは、外国人政策に対してだけの話じゃない。
例えば、共謀罪や高プロなどなど、アベ政権の政策全てに通じるもの。

あまりにも「ずさん」と「不透明」すぎて、国会がバカみたいになってる。
それは決して野党のせいじゃない。与党が仕掛けているのだ。
何という三流国家なのだ。


最悪だ!