
オウム真理教元幹部の母は息子の骨を小袋に入れ、外出する時に持ち歩く/朝日新聞
朝日新聞 27日 死刑執行連絡に「知ってます」 オウム元幹部の母として
法務省は27日、大阪拘置所で2人の死刑を執行し、今年の死刑執行者は15人となった。7月26日に死刑が執行されたオウム真理教元幹部の一人の母が朝日新聞の取材に応じ、5カ月たった心情を話した。◇拘置所に行けばまた会えるんじゃないか、と思うほど実感がありません。骨つぼのふたを開けて、骨を見てようやく、執行されたんだな、って分かります。あまりにもあっけなく、逝ってしまいました。当日は朝、テレビを見ていた家族からの電話で執行を知ったんです。拘置所から連絡があったのはお昼前。思わず、「テレビを見てますから、知ってます」と言ってしまいました。タクシーで拘置所内に入ると、ドライブレコーダーが覆われました。道順や配置が分かったらいけないんでしょうね。エレベーターを乗り換え、何階のどこかも分からない部屋で説明を受けました。どんな思いで最期の時を過ごしたのか知りたくて「いつ亡くなったんですか」「朝ご飯は食べたんですか」と聞きましたが、教えてもらえませんでした。実は、逮捕してもらった時は、跳び上がるほどうれしかったんです。教団から連れ戻そうとして、道場の中まで入ったり、息子を押し込んで帰れるよう、車を用意したりしたこともありましたが、かないませんでした。だから、教団から離れれば冷静に考える時間ができ、目が覚めるんじゃないかと期待していました。でも、まさか手を下していた、とは思いませんでした。「犯人が誰かは問いません。息子をそっと返して下さい」という被害者遺族の言葉が忘れられません。被害者やその家族の苦しみを考えると、いたたまれません。事件が起きた日が近づくと心が重くなります。一生続くと思います。悪いことをしようと思って、オウムに入った人はいないはずです。息子も迷いながら、入りました。自宅の部屋には「石の上にも三年」と書かれた紙がありました。いったん入ると、どんどん後戻りできなくなるのです。逮捕後、息子とやり取りした手紙の中には「幸せ者だ」「恵まれている」「すまない」「申し訳ない」という言葉がありました。本心は分かりませんが「自分が消えることが周囲にとって一番いい」と考えていたところはあったと思います。そういう意味では、かわいそうだけれど、楽になったのかな、とも思います。息子は拘置所でひつぎに入れられました。きれいな顔でしたが、首には包帯がぐるぐる巻かれ、触ることも許されませんでした。被害者の立場からすれば、楽に死なせるわけにはいかないのかもしれません。でも、できるだけ残虐ではない方法で逝かせてほしい、というのが死刑囚の家族の思いです。(岡本玄)
死刑執行は、家族にすら知らされない。
朝のテレビを見て、自分の子供の死刑執行が実況中継されてるのを知ったとき、お母さんはどんな思いだったろうか。( ; ; )
お母さんは何も罪を犯してないのに、どうしてこんな残酷な目に合わなければならないのだろうか。
死刑執行は、家族にすら知らされないのに、どうしてマスコミに事前に情報がリークされたのか?
どうしてマスコミはあのような実況をしたのか?
政府もマスコミもグロテクスだ。考えると吐き気がする。
加害者の家族を、必要以上に苦しめる権利は誰にもない。
先日また、再審請求をしてる死刑囚の執行が行われた。
死刑執行の出血大サービスか。日本がドス黒すぎて辛い。
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