10月31日のモーニングショー 「そもそも総研」で語られた、「日本は先進国でない」(当ブログ10月31日記事) の内容をまとめた記事がありました。

Jcastテレビウオッチ 10月31日 日本はもう「先進国」じゃない!輸出急減、賃金・年金低下、労働生産性最下位、AI分野は置いてきぼり・・・
久しぶりの「そもそも総研」コーナーのテーマは、「そもそも日本は『もはや先進国ではない』ってどういうこと?」だ。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は「日本はAI(人工知能)分野で、いつの間にか後進国になってしまった」と語っているが、はたたしてAI分野だけなのか。経済評論家の加谷珪一氏は「日本は多くの面で先進国から取り残されており、それはさまざまなデータに現れている」と言う。加谷氏は「一時期、豊かな国になりかかったのですが、他国と比べたら貧しい国になってしまった。先進国と言うには無理があります」として挙げたデータは、「労働生産性」だ。事業で作り出した付加価値を労働者数、労働時間で割ったもので、労働の効率を示すが、日本は1970年以来ずっとG7で最下位なのである。OECD(経済協力開発機構)36か国中でも20位前後をうろうろしている。GDP3位でも「一人当たりGDP」はずっと下取材した玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「それでも、日本はGDP(国民総生産)は世界第3位ですよね」と食い下がるが、加谷氏は「日本が2000年に世界第2位になった時は為替のマジックがあったからです」という。1985年の「プラザ合意」で1ドル250円だった円が、短期間で80円台の円高になった。ドル換算すると3倍の貨幣価値になったので、GDPも数字の上で3倍になっただけ。「購買力平価」という指標を使って一人当たりGDPを計算すると、バブル期の10位から18位に下がっているという。このほか、世界の全輸出の中で86年には8.9%のシェアがあったが、現在は3.8%に下落。中国、アメリカの10%以上、ドイツの8%と比較すると、大きく見劣りする。OECDの調査では、平均賃金は19位、教育に対する公的支出のGDP比は40位、年金の所得代替率は41位、障害者への公的支出のGDP費は32位、失業に対する公的支出のGDP比は31位など、挙げていけばキリがないほど低い順位にある。加谷氏は「80年代に先進国になりかかったが、また昔に逆戻りした」と言う。アシスタントの斉藤ちはるアナは「ショックです。どうしたらいいか不安」と落ち込むが、玉川は「真実とは不都合なもの。そこから目を覆うか、対策を講じるかで違ってくるんです。資源のない国は人材に投資しなければ先進国のままでいられるわけではない」
労働生産性 1970年以来ずっとG7で最下位
OECD(経済協力開発機構)36か国中でも20位前後
一人当たりGDP バブル期の10位→18位
全輸出のシェア 86年の8.9%→3.8%
平均賃金 19位
教育に対する公的支出のGDP比 40位
年金の所得代替率 41位
障害者への公的支出のGDP比 32位
失業に対する公的支出のGDP比 31位
労働生産性は労働者のせいのように言われるけど、そうじゃないんですよ。

こちらの記事によると....

つまり人件費=賃金が頭打ちだと、労働生産性は上がりません。
こちらの記事によると....
日本の労働者の能力は世界トップクラスで、その優秀な労働者の能力を発揮させられないのは経営側の問題ということです。
何にせよ、バブル崩壊後から日本がどんどん貧しくなってるのは、誰しも実感するところじゃないでしょうか?
日本は先進国になりかけて、そこからずり落ちた国なのです。
それなのにほとんどのメディアは、日本が先進国のように装ってます。
こんな本当のことを報道するのは、「そもそも総研」くらいじゃないでしょうか?
メディアはどうして本当のことを言わないのでしょうか?
メディア幹部がアベ首相と定期的に会食することと、何か関係があるのでしょうか?
真実に目をつぶったままでは、成長しません。(どうしてくれる💢)
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読めば納得の記事です。
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