どうしてこんな重要な事が、あまり騒がれてないんだろう?

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ヘリウムガスで浮かぶ風船=東京都墨田区の風船タウン


朝日新聞 21日 ディズニーから風船消えた ヘリウムガス、世界的な異変
 風船や病院のMRI(磁気共鳴画像装置)などに欠かせない「ヘリウムガス」が世界的な供給不足に陥っている。大半を産出する米国が自国での消費を優先したこともあり、価格が高騰して日本への輸入が激減。ヘリウムを使う極低温などの研究にも影響が出始めた。日本物理学会などは20日、ヘリウムのリサイクルや備蓄で産官学が協力するよう求める緊急声明を発表した。

 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)の売り場で10月末、キャラクターをかたどった風船が消えた。風船を浮かすためのヘリウムの在庫がなくなったからだ。運営するオリエンタルランドの広報担当者は「毎月入手できた分だけ販売しており、(底をつくと)月に数日間、風船の販売を中止している」と語った。

ディズニーランドから風船が消えるだけだったら、体勢に影響ないんだけどさ....

冷戦時代に大量備蓄 でも…

 風船を浮かす、声を高くするといった娯楽向けだけでなく、ヘリウムは病院のMRIを動かしたり、半導体や光ファイバーを製造したりするのに必須だ。液体になると零下269度まで冷え、液体窒素よりはるかに低温を保てる。日本は100%を輸入していて、その6割強を米国に頼ってきた。

 ところが、その米国からの輸入が昨年、大きく減った。ヘリウムはもともと地下にたまっていたものが天然ガスと一緒に採掘されてきたが、近年、シェールガスが増えたことで産出が減った。シェールガスのガス田は岩盤が浅く、ヘリウムが大気中に抜けてしまっているとみられる。

 そこに、米ガス会社の買い占めが拍車をかけた。生産が減っても供給が続いてきたのは、冷戦時代に米国が大量に備蓄した分が1990年代から払い下げられてきたからだ。世界の供給量の約3割を占めてきたが、その貯蔵の底が見え始めた昨年、オークションで残りの全量が買われてしまったという。

研究分野にも影響 嘆くJAXA

 国内では、病院などに優先的に供給されているが、一部の研究分野では実験ができなくなり始めている。大型の気球で高層大気を観測している宇宙航空研究開発機構(JAXA)のグループは今年度、計画した6回の実験のうち1回しかできなかった。吉田哲也・大気球実験グループ長は「実験できないとデータの連続性が失われ、論文が書けなくなる」と嘆く。ヘリウムの代わりに水素を使う案もあるが、燃えやすいため安全面の検討をしている段階だという。

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 国内で販売されるヘリウムの4分の3は回収されずに大気放出されているとされる。そこで東京大物性研究所は10月から、使用済みヘリウムの受け入れを始めた。ヘリウムの9割をリサイクルして液体に戻せるという。 ........

ワタクシ、ちっとも知りませんでした。

病院のMRI、半導体や光ファイバー製造、研究実験などに影響が出るという、けっこう大変な話なのに、ちっとも大騒ぎされてない気がするのは私だけなんでしょーか?
テレビで言ってますか?

「ヘリウムガス不足」で検索しても、大手メディアは朝日と日経ぐらいしか出てこない。(ネットメディアはたくさん出てくるけど)

やっぱ大手メディアって、変ですよね。




それは大変! 作っても動かせないんじゃ無駄だから中止しましょう、リニア。(笑)